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| 瀬木君は、中学の頃から魅せられていた南米民族楽器のケーナやサンポーニャ(笛)の上達のために、18歳ぐらいの時ボリビアに渡った人なのね。知り合いのボリビア人サンポーニャ奏者が出演しているという現地のクラブを訪れて、片言のスペイン語で1曲やらせてくれって言っていきなり演奏して、認められるようになったんだ。 それからアルバムを出して売れて向こうで4枚ぐらい出したんだよ。楽器を改良してたいがいの現代音楽が出来るようにして、それを逆に向こうのプロが真似するようになったり。実力も根性もとにかくすごい奴なんだよ。 3、4年後に帰国して、日本でも活動するようになって、フュージョン好きだったから六本木のPITINNなんかによく来ていた。 で、あるコンサートで、俺やポンタや渡辺香津美、青木智仁、小林靖宏 (coba)なんかに、一緒にやりませんか?って声をかけてきたんだ。勝負に出たんだよね。それから面白いじゃん、ってことになって一緒にやることになって、見に来ていた関係者の目にとまって、アルバムを出そうってことになって、それが売れて・・・そんな感じで今に至る。ここ2、3年は国内の活動にも余裕が出てきて、ボリビアに行って現地のアーティストと演奏したりもしている。彼は自分なりのフュージョンを、自分の楽器で表現したい、という人。音楽だけでなく、パタゴニア1万キロドライブとか、ピグミー族を訪ねてアフリカへ行くとか、アマゾンを5000km下る、とかいうことをやり続けている人でもある。 このアルバムは、彼が日本に帰ってからの成長の記録でもあるし、彼と俺との長---いハネムーンの集大成でもある。彼にとっては初のベスト盤でもあるしね。 アルバムリリース後も、彼とはデュオ・ツアーで全国を廻ったりしたし、今でも一緒にやっている。レコード会社が違うから2人の作品をいい形で出せないっていうのが残念かな。これからもずっと一緒にやっていきたい・注目していきたいアーティストだよね。
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