これはキース・ジャレットが北欧のアーティスト(サックス、ベース、ドラム)と結成した、通称“ヨーロピアン・カルテット“と呼ばれるメンバーによるアルバム。メロディアスで、曲が良くて、ハーモニーの進行が美しい曲をどんどんアドリブして。妙な盛り上がりもなく、淡々と歌っているけれど、ストーリーがちゃんとあって。そうだね、暴力シーンやベッドシーンなんか入れなくても、いい映画は撮れる、みたいな感じかな。 テナーとソプラノ・サックスのヤン・ガルバレクと、ピアノでユニゾンをとるんだけど、これがまた天国的に美しいんだなぁ。キースはすごく才能のある人で、7歳にしてすでにリサイタルを開いて神童と呼ばれていたらしい。 テナー・サックスのチャールス・ロイドのバンドに参加して、ピアニストとしての評価を確立したんだよね。1966年のロイドの「フォレスト・フラワー」で、うわーすげー新人が現れたって騒がれて、その後独立することになる。当時はまだ珍しかった8ビートのノリが衝撃的でね、わーすごいぞーって思ったよ。最後に早弾きのワンフレーズがあったりして、そこで尻がぎゅっと上がっちゃう。きれいだけどそれだじゃなくて、今までにないものがあった。どんどん上手くなっていっちゃったって感じもするよね。ちょっとした傷とかあった方がいいんじゃないの、なんて思うけどさ、何はともあれ、キース・ジャレットはすごいよな。 まずこのアルバムらへんから聴くと、楽しめるんじゃないかな。
- サムホエア ビフォー / キース・ジャレット・トリオ
- 高校生の時にジャズ喫茶で最初にキースジャレットを聴いたのは、このアルバムでした。
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2002/7/23 佐山雅弘
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