ジャケットが暑苦しい。だがこの人がOh Happy Dayを作ったEdwin Hawkins本人である。Oh Happy Day。ビルボードTop10入りもした曲である。このORIGINAL TAKEはあきらかにスタジオではなく、教会かどこかで録られたもの。ベースやドラムがひっこんで箱鳴りしているのがたまらない。遠い。これを自主制作で録ったHawkins一家は教会の集会でそれを売り始め、のちに大手レコード会社と契約。60年代の終わりから70年代に入る過渡期に、一躍スターダムへ。しかしクワイアは結局家族7人のメンバーに縮小。最終的にラスベガスやニューヨークのクラブに出演するようになる。教会の外の成功は長く続かず、彼らは再び教会に救われる。
過去に彼らのようにsecular(俗世界の:いわゆる商業的マーケット;Pop, R&Bなど)なmusic marketとsacred(聖なる:Christian market;Gospel)なmusic marketの間を揺れ動いたシンガー達は少なくない。アレサもそうだし、アル・グリーンもそうだ。Gospel Singerだって成功したい。いいことやってたら認められたい。ちょっと認められたら、もっと認められたい。より多くのリスナーに開かれていたPop, R&Bマーケットは才能あふれたGospel Singer達にとって自然な選択だと思うよ(ぼくはね)。人間らしく。でももちろん動かない岩のようなマヘリアみたいなのは素晴らしい。それぞれ。 だけどいつも成功は永遠に続かない。そうしてひとりになったりする。なんで歌ってきたのかを考えてしまうかもしれない。WHY THEY SING。Come back to where they belonged。結局何を信じて生きてるかって意識が先鋭化されて、どんどんいろんなことを脱ぎ捨ててシンプルになってゆくよね。みなさん。
そう考えるとKirk Franklinが今押し進めてる方向は素晴らしい。secularとsacredの間の橋。generation間の橋。それでいてFaithとCoolnessは失わないと決めてやる(みんながかっこいいと思うかは別)。葛藤の質も確実に変わってきた。
このベスト盤にはOh Happy DayとLean On Me(written by Bill Withers)というゴスペルスタンダードの2大巨頭が素のアレンジで収められてるます(カバーしたい人にはいいんでは)。
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2002/7/30 塩谷達也
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