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| 前回に続いてクリスマスアルバムを。 豪華です。良くできてます。なめらかです。変化に富んでます。洗練されてます。つまり盛り沢山です。このアルバムは。一言で言えば。 参加メンバーだけでも、歌手にYolanda Adams(01)、Patti Austin(02)、Chaka Khan(08)、bandもGreg PhillinganesやNathan East、Paul Jackson Jr.に加え、ホーン隊、オーケストラも全開です。 ぼくは基本的にはシンプルで素材(歌や曲)の良さを生かした音楽が(料理も)一番好きなんだけど、ここまで見事に豪華にまとめられてアレンジされると圧巻です。いい気分になります。いやー確かにうまかったねーフルコース、金払っただけのことはあるねー、てな感じで。最初は01のOh Come, All Ye Faithfulが、おーこんなアレンジになっちゃってるよーとドキドキしましたが、どんどん引き込まれていきました。 Andrae Crouchといえば015で紹介したThe Brooklyn Tabernacle Choirが取り上げたSoon And Very Soonの作者でありまして、アメリカブラックゴスペル界の重鎮であられます。それだけにこんなに豪華なプロデュースが可能だったわけですね。かなりビッグなプロジェクトだったと思われますが、これは予算に見合った出来でしょう。セールスはわかりませんが。 このアルバムでぼくが注目したのは、オリジナルの良さ。こういうトラッドのアレンジものの場合(素晴らしい楽曲を好きなように料理するわけです)得てして数曲書き下ろされているオリジナルは数あわせに過ぎなかったりするのですが、Mr. Crouchはご自分が優秀なソングライターであられることをここではっきりと示しておられます。しかも幅がある。05のアフリカンチャント風のキャロルはめちゃかっこいいし、06、08、10とどれもPopできれいな曲ででしっかりツボををおさえています。ぼくは数々のクリスマスキャロル達よりもこのオリジナル曲の方にこのアルバムのクライマックスがあるとおもいます。 逆にSingerとしてのMr. Crouchには、(半分位リードボーカルとってるんだけど)賛否が分かれるとこでしょう。声がシンガーっぽい声じゃないんだよね。何というか。 しかし結果的にそんなことはほとんど気にならないほど良質なアルバムであることは保証します。アカペラものでも、クラシックでもないゴスペルのクリスマスアルバムとして洗練された一品です。 ちなみに中ジャケの写真の彼のおでこはちょっとこわいです。
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