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| こんな素敵なおんがくをクリスマスに伝えないわけにはいかないよ。 Shawn Colvinはあんまり日本では知られてないと思うんだけど、アメリカの現代を代表する女性シンガーソングライターのひとりです。 このアルバムは、彼女が8才の時に両親からもらった"Lullabies & The Night Songs"という本の中から見つけだした曲を中心に構成されています。彼女は、special thanksのところで、「一年中車の中でクリスマスキャロルを4声で歌ってくれてありがとう」と両親に感謝を述べています。きっとどこでも歌い出しちゃうようなハーモニーあふれた家族だったのでしょう。 それにしてもどの曲も静かで優しく、まるで遠くの山に夕日が落ちていくような瞬間の幸福と胸の締め付けられるような情感をたたえています。実はぼくがゴスペル、とりわけクリスマスのゴスペルに対して抱いているイメージもこんな情景であり情感なのです。ベツレヘムの平原で夜番をしながら羊の群を見守っていた羊飼いに天使がおとずれたように、今も心の奥底では誰もが良い知らせをゴスペルを天使達が伝えてくれるのを待っているんだと思うのです。そんなことを静かにこころに思い浮かべ、良かったなあ、ありがとうとしみじみ思うひとときをクリスマスに持つのが楽しみなのです。また良い知らせがひとりひとりのこころにおとずれるのを待ち望むときでもあります。 僕が敬愛するシンガーソングライターにJames Taylorという人がいます。彼の歌の中にもまるで通奏低音のように流れているのが、この子守歌イズムというか賛美歌イズムです。それらの音象がこのアルバムを覆っていますし、きっとアメリカ人の心の裏側にひたひたと流れているのでしょう。そしてどういうわけかぼくはそういうものに惹かれるのです。またぼくの作品の大きなテーマである家族という情景にそれらがつながるのです。 このアルバムは最高のゴスペルミュージックのひとつの形です。みなさんもよかったら聴いてください。いつまでも聴ける名作です。
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