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| 最近、オリコンチャートで、”ハモネプ”出身のアカペラバンドが人気のようだ。 そんな数々のバンドがきっかけで「コーラス」というジャンルに関心を持ったのならば、 是非、聴いていただきたいベスト盤をご紹介したいと思う。 それは、「ハイ・ファイ・セット 荒井由実・松任谷由実・杉真理作品集」。 誰もが聞いたことであろう、ユーミン・杉さん作のナンバーが多く収録されているのが まず、ポイントともいえる点だと思うが、実は彼らは単なるカバーアーティストではなく、 まさしく今の”ハモネプ”の先駆者ともいえる存在でもあった。 男性2人、女性1人という男女混声の構成で、3人の前身である「赤い鳥」解散後、 近年、再評価されているコーラス界の大御所である岡崎弘志氏に師事を受け、 1975年にデビューを果たした。 その圧倒的ともいえるスタイリッシュなコーラスワークはのちにいくつかのフォロアー コーラスグループを生み出すくらい、当時のシーンに影響を与えたが、 彼らの魅力は単にコーラスばかりでなく、そのコーラスを引き立てるサウンドとの コラボレーションも大きな魅力である。 ちなみに、このアルバムではまた、ティンパンアレイの面々も関わったセカンドアルバム 「ファッショナブル・ラヴァー」からほぼ全曲収められているが、ここでの 彼らのサウンドはまさしく名演ともいえる内容であり、残念ながらオリジナルアルバムが 入手困難となっている今、唯一、このアルバムだけが、彼らの音楽に触れることのできる 1枚だ。 ともかく、だまされたと思って是非、コーラス好きの方はこの1枚を聴いて欲しい。 本当は彼らの魅力を語るのに、このアルバムだけでは片手落ちなんだけど、 それでも、最初の1枚にはふさわしい選曲と構成がなされているベストアルバムには 違いない。 そして、興味が増したら、これも現在入手可能な1枚、ライブベスト盤「COLLECTION」も 合わせて聴いてみてもらえるとさらに彼らの魅力がじわんと伝わることうけあいだ。 秋はコーラスが似合う季節。 しっとりとしたこの季節に、このハイ・ファイのハーモニーは 毎日をスタイリッシュに彩ってくれます。 是非、彼らの残したハーモニーワークをみなさんのそばに置いてみてください。 興味のなかった人もきっと、コーラスワークの素晴らしさに気づくかも。
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