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| 〜山本浩一郎さんは、日本一”メジャー”なトロンボーン吹き」ということですが・・ 「彼は、音楽高校をドロップアウトして、ハンガリーに修行に行って、それからNYへ行きジュリアード音楽院に入ったという経歴の持ち主。卒業間近に200人以上の中から厳しいオーディションを突破。日本人初のアメリカ・メジャー・オーケストラ金管楽器奏者として、メトロポリタン・オペラ管弦楽団に入団した人なんだよ。 学生の時からジャズが好きで、僕のファンだということでよく楽屋に遊びに来ていてね。その後随分経ってからNYで再会することになって、彼のアルバムに参加することが決まったんだ。 この「Proof プルーフ」が、彼の初のソロ・アルバム。レコーディングは2月の初めだったんだけど、僕はそれまで布袋さんのツアーに同行していて、楽しいなりに結構疲れていた。でも山本くんのことはよく知っていたし、彼がほかにもいいプレイヤー(Dave Taylor, Mike Boschen, Mike Davis(=ローリングストーンズのトロンボーンの人))を集めてくれていて、彼らに会いたいなというのもあって、急遽5泊ぐらいの予定でNYへ飛んだんだ。」 〜村田さんが作曲・演奏しているのは最後のSlash Pointという曲ですよね。ライナーノーツの村田さんのお話によると、「よりポップな、クラシカルな形式にとらわれないものを意識して作曲した」「終始一定のテンポをとりながら、めまぐるしく転調している」ということですが。 「彼の基本は全編ピアノ伴奏のクラシック。そんな中で、1曲はジャズの曲、トロンボーンだけの曲がやりたいと言われて書いたのがこれ。5人で2回分、全部で10本のトロンボーンだけで成立する曲なんだ。」 〜山本浩一郎さんにとって、村田さんは”ヒーロー”だとも書いてあります。 「今は僕達は親友なんだ。くだらないメールのやり取りをしたりするし、こっちもいろいろ彼から習うことがあって、お互いにリスペクトできる人だね。」 〜村田さんでもまだ習うべきことがあるんですか? 「あるよ。たくさんある。例えば、金管楽器はくわえるのではなくて、口にあてて口を震わせることで音を出すから、コンディションがよくないとすぐ音が出なくなってしまう。だから口の筋肉の動かし方とか練習しなきゃいけない。それから、トロンボーンは複数の楽器だけど、自分はオケに入っているわけでもないから、他のトロンボーンと一緒にやる機会がないんだよね。そうすると、自分がどういう状態なのかが分かりにくい。そんな時、ちゃんと吹ける人と一緒にやって、常に軌道修正することが必要なんだ。でもそういうのって利害関係のない、気の合う人でないと教えてもらえないでしょ。その点、浩一郎くんは親友であり、お互いから学べるいい存在なんだよ。」 「とりあえず、もっと楽器を練習しようと思っているんだ。唇とか筋肉の使い方とか・・楽器をいかに機能的に演奏できるか、ということを究めたい。単純に、楽器を演奏するテクニックをもっと磨きたいんだ。プロデュースにまわると、自分の楽器がおろそかになって、そのまま演奏の方は引退、なんて人も多いけれど、自分は絶対そうはなりたくない。だから日々練習、だね。」
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