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| 2002年7月1日、ZEPP福岡で行われた大貫妙子のライブに足を運んだ。全国ツアーの初日でもあり、なにしろ拙者自身、彼女のライブに行くのは初めての事とあっていささか緊張。あんまりライブで緊張するオーディエンスも少なかろうが、拙者この日をどれほど待ち望んだか。 実はライブ前日ちょっとした情報を耳にした。今回のライブでは昔の曲を数曲やるということ。 最新アルバムをほとんど聞き込まずして臨んだライブはまるで万華鏡の中にいるような世界観。 そして。 彼女は拙者の前でおもむろに「都会」を歌い始めた。 このアルバムの存在を知ったのは今から10年ほど昔。当時から仲良くしてもらっている レコード店のスタッフから「ずっと探していたものを見つけた」と連絡が。興味本位で聞かせてもらったその白いジャケットの中身は、あの儚い声で歌う大貫妙子(という当時のイメージ)を 一変させてしまうほどの衝撃。なかでも「都会」を聞いたときは"What's Going On"の日本語カバーかとさえ思ったほど。思わず「格好いい!」と口に出してしまった高校生の夏の出来事である。 そして拙者のレコード探しの旅はこの日を境に始まる。居を東京に移して以降も店を見つけては掘る、掘る、掘る。しかしお目当ての恋人は見つからず。旅をはじめて7年目。新宿は高田馬場「マッシュレコード」(現在はもうないと聞いたが・・・)にて恋人と遭遇する事に成功したのであります。その感激たるや、もう。「あの都会が家のターンテイブルで聞くことが出来るのだ!」 7年ぶりに再会したレコードは今も我が家のターンテイブルの上を、煌めくような音を奏でながら回りつづけている。 そんなレコードとは最近お目にかかっていないのが少し寂しくもあるが。
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