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At the Foot of Canal Street / John Boutte
2001.2.13 15138 ¥ 2,404 (税込) CD
Sisters / At the Foot of Canal Street / Change Is Gonna Come / Battle Hymn of the Republic / Black Orpheus / Someone to Watch over Me / Didn't It Rain / This Masquerade Is Over / Just a Little While to Stay Here / All These Things / If I Had My Life to Live Over / You Can Depend On Me / It Don't Cost Very Much 


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これは、たしかにニューオリンズだ。でもニューオリンズの音楽がすべてセカンドラインじゃない。Johnの中には、ゴスペル、ジャズ、R&B、ブラスバンド、ポップス、カントリー、などのすべてがガンボのようにごちゃ混ぜになって煮えている。彼の味付けは、ゴスペルジャズ風だとおもうけど。

彼の声は、よくJimmy ScottやSam Cookeと比較されるようだけど、二人を足して二で割ったような味もある。シンプルなコンボをバックにレコーディングされたこのアルバム。まさに、フレンチ・クオーターのどこかのクラブや教会でこんな感じで歌ってるJohnの姿が目に浮かぶ。ニューオリンズのSnug Harborでシャーメイン・ネヴィルを聴いたときのことも思い出すような。

大学生の時、ミシシッピー川を下る旅をしたんだけど、最後に楽園のようなニューオリンズにたどり着いた(治安はわるいんだけど、飯はうまいし、音楽は最高だし、エキゾチックで楽園なんだよ!)。ストリートにも音楽があふれてるし、白人も黒人も音楽を楽しんでる街だ。街をふらつきながら、いろんなものが混ざってるのを実感した。それをミシシッピー川の川岸に座ってぼぉーと考えたりね。そんなことができるくらいだから、非常にゆったりしてるんだけど、ここもアメリカのふつうのローカルタウンとは違う。僕は、アメリカの中にあるアメリカでない場所が好きなんだよね。ニューオリンズとNYが一番好きだから。

話がそれてしまいました。
John Boutteの歌も、ニューオリンズらしく、すごーくいい声で、歌も最高なのに、へんにタイトな感じがしない。バンドもね。すごーくいい意味で。シャバダバしてるよ。ニューオリンズの教会は行ったことがないんだけど、クワイアもすごいらしいからね。この感じは教会のバンドやシンガーに共通する感覚かも。教会の中には緊張もストレスもないもんね。その中で、神さまに向かって歌ってる感覚。黒人教会の教会員の人達の日曜日の笑顔を思い出す。

僕がアルバム中、一番好きな曲は、Sistersという彼が自分の6人の姉に捧げたJohnのオリジナル曲。姉ちゃん達への愛の表現が最高です。楽しいんだけど泣けてくるような。家族ものに弱い僕としては、たまりません。

そのほかにもしぶい選曲が目白押し。これ聴いてると、旅先でたまたまふらっと入ったクラブで、すごくいい歌を聴いちゃった!という気分が味わえます。

忘れられない感じです。


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2002/10/3 塩谷達也
☆☆☆☆☆


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