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| 「オマドーン」 トールキンの「指輪物語」を想起させるテーマ 「マイク・オールドフィールド」(Mike Oldfield:イギリス) 「オマドーン」を久しぶりに聴いて、はじめて聴いた時のような感動が甦りました。こんなすばらしい曲をみつけて嬉しかったし、宝物のように思ったものでした。この作品に感動しているのは少数なのではないかとか心配していましたが、紹介では名作になっていました。自分の感覚と解説の言葉がぴったりだと本当にうれしいです。キャメルのスノーグースを聴き、いい音楽だとお思いの方にはわかるのではないでしょうか? 「オマドーン」は3部作「チューブラ・ベルズ」「ハージェスト・リッジ」に続く最後の作品です。個人的には3部作の中で一番好きです。印象に残りもう一度聴きたいと思いました。 最初の「チューブラ・ベルズ」はご存知の通り「エクソシト」のテーマで有名です。このヒットでバージン・レコードは経営的に安定しましたが、「マイク・オールドフィールド」はノイローゼとなり精神分裂症で入院しそれも重症だったといいます。そのような状況で作られた「ハージェスト・リッジ」は牧歌的というイメージはありました。 そして3部作の最後の作品「オマドーン」です。説明のくだりに「トールキンの「指輪物語」を想起させるテーマ設定である」とあります。「マイク・オールドフィールド」が本来の自由な表現で制作しました。アコースティックで聴きやすい音づくり、ちりばめた自由な表現、ドラマティックな展開は出だしから感動を呼びます。これは祖国への愛か、人間回帰であるように思います。壮大なドラマ、苦しみと喜び、最後は愛に至ります。「オマドーン」では秘密兵器?レコーダーやバグパイプ、アフリカン・ドラム、ティンパニハープ、ギター、ベース、マンドリン、バンジョー、ピアノ、オルガン、シンセサイザー、パーカッションなど多種多様な楽器が使われました。レコーダーの美しく悲しい音、トラッド・フォーク的な音色、アフリカン・リズムや最後の子供たちの歌などカラフルです。ここでも数え切れない回数のオーバー・ダビングが繰り返されました。「チューブラ・ベルズ」でもダビング2300回とか28種類の楽器を一人でプレイといったようなとんでもないマルチタレントぶりを発揮しましたが、「オマドーン」でも同様です。 14歳でデビューしバージン・レコードの基礎を築いた「マイク・オールドフィールド」のアーティスティックな世界は作品をつくっているイメージが浮かんできます。「オマドーン」はしばらく時を置いてもう一度感動を味わいたい音楽です。 「マイク・オールドフィールド」の代表作:「チューブラ・ベルズ」「ハージェスト・リッジ」「オマドーン」「インカンテイションズ」「ファイブ・マイルズ・アウト」「クライシス」等
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