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KilleD BY CHarity / X-LEGGED SALLY
 sr-69  CD
eddies / dum dum / still life with Ray / spix & chaco / the shah of blah / bleerproof / break too / did you get your milk,stewart? / mysterious angelic voices / am tisch! / the look of love / killed by charity / it's a baby / shedded 


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X-LEGGED SALLYは飢えているヤツにオススメだ。作品は1993年と古めだが、好きな音楽を紹介するのに時代も国家も人種も関係ないのだ。ちなみにこいつらの国はベルギーである。

 で、この一枚がなぜ飢えているやつらにオススメかというと、彼らのアバンギャルドに奏でる音の波動が初めて自分の脳味噌を揺らした時、僕の脳味噌はこんがり焼けたおいしいローストチキンを思い浮かべたからである。

 再び謎なのだが、なぜこれがビフテキでもブタのしょうが焼き定食でもなく、ローストチキンかというと、実はこのアルバムの冒頭部分なのだが、なんとニワトリの鳴き声で幕を開けるのである。

 ・・・つまりはなんとも寒い安直なイメージなのだが、ここで読者の皆様にはちょっと想像してほしい。この冒頭で鳴いているニワトリがやがてさばかれ、胡椒をすり込まれて後、オーブンでこんがりとジューシィに焼かれ、茹でたジャガイモを添えられ食卓に並べられるところを。もしもよだれが出てきたら、あなたは飢えている。飢えているのならこの一枚だ。
「KilleD BY CHarity」。
つまりは飢えを満たすのが彼らの音楽であり、彼らの音楽は美味なるロックなのである。

 ではもう少し詳しくこの人たちの音楽はどんな感じなのかというと、かなりの実力と思われるマッチョな演奏と、アバンギャルドに刻まれる高速で変則的なリズム、相当キていると思われるヴォーカル、これらが絡みに絡んでくんずほぐれつしながらも、気付くといつの間にかおいしいローストチキンが焼きあがっており、これが食べると実に美味しい、そんな感じの音楽なのだ。
 まあ、こんな説明だけでは伝わらないのは重々承知だが、違和感を覚えつつもいつの間にか彼等の世界に引き込まれてしまうところがこのバンドのいいところであろう。
 もっとも、僕自身はFAUSTのようなアバンギャルドな音楽をよく聴いているので、彼らに慣らされる下地を持っていたのかもしれないのだけど、彼らの場合メタルの要素やらフリージャズの要素やらも強いので、その筋が好きな方で彼らを知らないのなら是非聴いてみてほしい。とにかく僕の脳味噌は、「これは美味い音楽だ」と言っている。こんがり焼けたローストチキンだ。

最後に一言、トリ肉が嫌いな人はごめんなさい。

(ちなみに、今現在は新品ではあんまり売っていないみたいです。探されるのなら中古店の方がいいかもしれません。僕はコレを都内でやや状態が悪いのを、1000円程度の値段で購入しました。)


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2002/11/19 虚空猫
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