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| Recommend!! | ||
| 元ビートルズのジョージ・ハリスンの遺作。ソロキャリアを総括したような 内容になっていて、やはり、これが「遺作」になることを意識していたの だろうか。 ビートルズ時代のハリスンのイメージは「寡黙」「インド」「サムシング」 といったイメージだと思うが、ソロになってからのハリスンは、「F1」 「コメディ」「南国趣味」だったりする。すごく心の落ち着きを求めるヒト だったんだろうな。それがインドや南国趣味に走るきっかけになったん だろう。ドラッグの過剰搾取もその流れだ。で、ソロ期のハリスンの曲 には南国趣味、というか温かい地方で書いたと思われる柔らかい雰囲 気の曲に良い出来のモノが多い。「気が抜けてるジョージ・ハリスン」、 ビートルズ好きにはあまり想像つかないかもしれないが、ハリスンの 真骨頂はその状態のときだ。「ゴーン・トロッポ」とか「love comes to everyone」とか好きです。 この遺作も、「気が抜けたジョージ・ハリスン」が溢れていて素晴らしい。 遺作だから気を張らずに作れたのだろうか。とにかく、「嗚呼!ハリスン の遺作だ!!涙!!」といった感じでこのアルバムを手に取ったヒトは、 完全に肩透かしだろうな。マッカートニーの近作は聴けない、という人 のにもコレはオススメ。また、クラウドナイン、トラベリング・ウィルベリー ズ好きも当然必携でしょう。ホントに死んだのか?
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| ジョージ・ハリスンの最新アルバム、そして最後のアルバムだ。 去年訃報を聞いた時、力が抜けた。放心状態だった、何日も。 ジョージは私たちの青春における音楽のヒーローだった、、、。 奇妙なジャケットである。五体のマネキン人形が無表情(当たり前である。マネキン人形に表情はない)でこちらを見ている。なぜか古めかしいテレビもある。poserという三次元ソフトを使ったCGにも見える。 妙な気持ちでCDを再生してみた。 でも杞憂は不要だった。聞こえてきたのはジョージの元気な歌声だった。 嬉しかった。哀しかった。そして暖かい気持ちになった。 "Brain Washed"とは日本語にすると洗脳という意味。ジョージらしいというか、大胆なタイトルである。このタイトルと同じ題名の曲がアルバム最後に収録されている。生まれてから死ぬまで人間は何らかの洗脳を受けているというテーマの歌。具体例が山ほどあげられる。中に「コンピュータと携帯電話に洗脳されている」という言葉を見つけ、ハッとした。 ジョージお得意のスライドギターがたまらなくいい。"Marwa Blues"というインストゥルメントだけの作品ではたっぷりと聞ける。 旅の喜びを歌う"Any Road"は活き活きとしていて素晴らしい。第1曲にふさわしい爽やかな歌だ。 "P2 Vatican Blues(Last Saturday Night)"は軽めのブルース。 "Pisces Fish"は"All Things Must Pass"の楽曲を思わせる懐かしい響き。 楽しげな"Looking for my Life"。 「陽の出があなたの人生の新たな始まり」と心響く詩に泣かされる"Rising Sun"。 先に述べた"Marwa Blues"。 死を覚悟したジョージの心情のような気がしてならない。"Stuck Inside a Cloud"。 やはり軽めで楽しい"Run So Far"。 スライドギターが効いた清らかな歌"Never Get Over You"。 唯一のカバーの"Between the Devil and the Deep Blue Sea"。ウクレレを弾き、リラックスしたジョージの歌が楽しげだ。アコースティックギターのソロがカッコイイ。"Rocking Chair in Hawaii"もブルース調。 そしてタイトル曲でもある"Brainwashed"。力強い前奏に続いて、叫ぶようなジョージの歌声が印象的だ。歌の終わりには、お経のようなフレーズが続き、不思議な世界へ聞き手を連れて行く。 聞き終え、これほど満たされたと感じたアルバムは少ない。 聞いてよかった。ジョージはやはりまだ生きているんだ、その音楽で。
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