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| ブライアン・フェリーはもう、聴きはじめてから長いね。俺の「名盤集」に、ブライアン・フェリーがボーカルとして在籍していたロキシーミュージックの『アヴァロン』があって、当時すごくハマッた。みんなそうだったんじゃないかな。その『アヴァロン』以来だね、ブライアン・フェリーの声を自分で買って聴いたのは。 このアルバムはね、ムチャクチャにダサい感じでやっているの。当時の匂いを出そうとしているんじゃないかな。その匂いだけで好きなんだよ。このジャケットの写真、やっぱりあの頃からはずいぶんと時間が経っているわけで、少しふっくらして。そういう写真を意識して使ったんだと思うんだ。わざとダサい感じを出すために。昔だったら使っていないよね(笑)。 『アヴァロン』の頃、「ブライアン・フェリーのロキシー・ミュージック」といわれていたけれど、俺はそうは思わなかった。バンドとしてよかったんだと思うね、斬新なサウンドだったし。細かいことを言うと、リズム・セクションはNYで、スライ・アンド・ザ・ファミリーストーンのドラムだった人、ベースは、ダニー・ハザウェイ、ドゥービー・ブラザーズのところでもやっていたウィリー・ウィークスという人。NYとロキシー・ミュージックの地元ロンドン、その両都市の感性のごちゃまぜ感がよかったんだと思う。 『フランティック』は、頭を休めるときに聴いている。ボリュームをあまり上げないで、バックがどうだとかそういう細かいことに耳がいってしまわないように。ちょっと『アヴァロン』が甦ってきたりして。あの独特の雰囲気がね。
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