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| 恥ずかしながら、このCharles Lloydというサックス奏者を私は知りませんでした。 この方は、コルトレーンやショーターとも肩を並べるほどのカリスマテナー・サックス奏者だそうです。 38年に生まれ、70年代までJazz界で活躍したあと、カリフォルニアの中央部に隠遁し、瞑想をし、内を見つめた生活をしていました。 80年代に入って、ECMで再び自らの作品を残すようになったそうです。 そんなことはつゆ知らず、僕は、ただただSpiritualなJazzが聴きたくなり、探していたところこのアルバムに出会ったのでした。 素晴らしいアルバムでした。 キースのThe Melody At Night, With Youのような静寂があります。 Ben Sidranの声のような柔らかさがあります。 コルトレーンのような純粋さがあります。 2001年9月11日NYのBlue Noteに出演予定だった彼は、NYでテロを経験し、その後、黒人霊歌などをよく聴くようになったそうです。 その彼の思い、祈りがこの2枚組のアルバムにたっぷり込められているような気がします。 選曲のすばらしさにそのことがよく表れていると思います。 黒人霊歌、賛美歌、フォークソング、「黒人のアメリカ国歌」といわれるLift Every Voice And Sing、What's Going On、そしてスピリチャルな彼のオリジナル曲も、すべてがひとつの祈りになっているような気がしました。 音も素晴らしくいい。こういう音で生音が録れたら最高だね。 部屋でひとりでこういうアルバムをただ聴く時間を大切にしたいと思います。 みなさんもぜひ。
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