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| うん。最初の曲と最後の曲に尽きるね。このアルバムは。 Isaac Freemanにも似た、この深く透明な唄は、いろんなことを語ってくれているような気がします。 ただ歌っているだけで、ただ歌っているのではない、わざとらしくもなく、芸がないわけでもなく、ただ静かに向こう側が見えてくる、そうなったらほんものの歌手なのでしょうか。 作品のねらいとしては、Stevie Wonder、Prince、Aretha FranklinやJimmy Cliffといったメジャーなシンガー達のカバーが入っていますよ、という部分があるのだろうけど、皮肉なことにそういう曲はあまり唄そのものが印象に残らない。 音楽的には、New Jersey出身、若干24才のゴスペル・スチール・ギターリスト、Robert Randolph and his Family Bandがそこここに起用されているのがにくい。「sacred steel」と呼ばれるゴスペル・スチール・ギター界の中で、若くして頭角を現した彼のワンアンドオンリーなプレーは、ここで以前に紹介した「VA/Sacred Steel-Live!(1999)」にも収録されてます。 長い間いろんなことがあったんだろうけど、生きていて、まだ歌っている、しかもその唄がすごくいいというのは何ともいえない幸せに感謝なのだろう。それを人にもできる範囲で伝えたいんだろう。このアルバムで共演したBen Harperもいたく感動している。自分の唄が変わったって。それってすごいよね。 とにもかくにも、1. People Get Readyと12. Precious Lordは試聴すべし。
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