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| Recommend!! | ||
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とてもクオリティの高いアルバムだと思う。 音楽的にも、そしてサウンド的にも、だ。 林檎ファンはもちろんのこと、 むしろ椎名林檎ってどんなミュージシャンなのだろう?と、 興味を持った人にこそお誂え向けなアルバムだと思う。 多面体的な彼女の魅力と表現力を 様々な角度から味わえる内容だからね。 音良し、サウンドのクオリティ高し。 彼女の歌声以外にも“耳の好奇心”を満足させる要素が ふんだんに盛り込まれている。 そして、数回聴いただけでは解き明かせない“謎”な部分も 丁度良い具合に散りばめられている。 長い時間をかけてゆっくりと付き合えるアルバムになることだろう。
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| セカンドから約3年のインターバルで届けられたこのアルバム。 3枚目といっても、その間別プロジェクト「発育ステータス」やカヴァーアルバム「唄ひ手冥利」などの活動もありました。私両方とも聴いてません。唯一「木綿のハンカーチーフ」のカヴァーだけ、ラジオで聴きましたが。 ただこれだけの内容をこなしてきているので、具体的なメロディーラインとまではいきませんが、椎名林檎節といっていいものが、今回のでかなり判り易くなってきました。 でも、それをカヴァーするBGMのアイデアが、この人の場合引き出しがとにかく多い。好みのパターンなのか似たものも確かにあると思いますが(ピアノの八分弾きなんか、そうなんじゃないかな)、今回もジャンクもののひずみや、クラシック(管弦楽)、アラビック、ビッグバンド、ブリストルものなどなど、それが一曲の中で入り乱れる。楽器の種類(音色)も数知れず。それがジェットコースターばりにせまってくるのは、圧巻です。よく聴いていると、「この感じどこかで聴いたことがあるような」というのが実は多いのですが、それが何と言うわけでなく、見事に調和して新しいものになっているのは、凄いです。ただAメロ→Bメロ→サビへと移る、判り易い展開でのカタルシスは今回少なめなのは残念ですが。 今回のタイトルは、女性が生きていく間に嗅ぎわける「におい」みたいな発想がきっかけで付いたようなことをラジオで言っていました。子供が産まれたことも、かなり大きな要因になっていそうですね。 「宗教」、「茎(ステム)」、「葬列」、これらの曲は、人間が生きる上での志や考え方、そしてその中での葛藤と諦念、その先を求める心を歌っているのだろうか?生まれてきた子供に聞かせる様に。 特に「茎」は、これからお子さんをご出産される方、もしくは出産された方に是非聴いて頂きたいです。 「茎」に出てくる仙人草(クレマチス)の花言葉は、高潔。精神的な美しさとともに貧弱のニュアンスも。仙人草は挿し木で増やすのが一般的なようです。幹でなく茎なのは、人の弱さと寂しさを感じさせます。必聴です!!
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| タイトルになっている3つの物は、同じ匂いだそうです。 こんな豆知識どこで仕入れたっけなぁ?って感じですが。 (確か先輩に聞いたような聞かなかったような・・・) ところでこのアルバム、虚構色が俄然強くなっておりますが、なんと、懐かしいことか。 古き良き時代の日本って感じでしょうか。 私は、林檎ちゃんと同じ世代なのですが、何故にこうも同年代の方々は大正末期やら なんやらの昔の風景に憧れを抱くのでしょうか。 私の友達にも、いつか朱色の長襦袢だけを着て舞台に立ちたいとか、 花魁道中をやってみたいとか。そんな、願望をお持ちの方が多いこと多いこと。 ま、その人は「吉原炎上」を観て、びびったと言うくらいの人なのですが。 いやぁ、でもあの座布団まき散らすシーンは圧巻でした。はい。 赤色の綺麗なこと綺麗なこと。私も、けっこう好きですね、あの映画。 (しかし、そういう私も一回で良いので、十二単を着てみたいと中学生あたりから、 夢を描いております。実行出来る気配すらありませぬが。) しかしここまで、明らかにコンセプトが全面に出ているのは、初めてなのでは? と思うくらいに、とっても分かりやすい設定になっているような、いないような。 (はい、自信ないです。でも、そう思うんだからしょーがないよなぁ。) 今回もしっかりブックレットはシンメトリーな感じで、裏切りません! 私は、伍曲目の「やっつけ仕事」のアレンジが好きだなぁ。 なんか、日常なのに非日常みたいな匂いがする。 しかし、このアルバムの中で一曲だけ勧めなさいと言われたら、もちろんこれでしょ! 「宗教」 ですね。だまって聴きなさい!!って感じでしょうか。 しかし、私は椎名林檎に鈴木いづみを重ねて見てしまいます。 鈴木いづみも、きっと同じような感覚で生きていたのではないかと思わせてくれる 何かが漂っています。 (鈴木いづみとは、70年代から80年代に活躍した女性で、 経歴だけ追うと、ピンク女優→小説家→文筆家?って感じなのでしょうか。 彼女の本は、一読の価値あり!ですよ。 私が、彼女の書いた文で、大好きな文章は 「それにしても、愛というものはやはり幻想でしかないのだろうか。 気ちがいじみた情熱だけが愛だとは思わないが、自分をも許してもらいたいために 相手を許して許してどんなことされても最後まで許すような女は、 もはや女ではないのかもしれない。そこまでいくと母親になってしまう。 娼婦になれなかったら、母親になるしかないじゃないか、とわたしは自分にむかって つぶやく。」抜粋〜「いずみ語録」〜株式会社文遊社です。 気になる方は、読んでみてくださいな?) 生きている時代は違くとも、同じような感覚、同じような感情を持って生まれてしまう 女性がいるのかと思うと、この私の中の図式 鈴木いづみ≒椎名林檎 に続く、女性がこれから先、現れるかもしれないってことですね? (またしても、これも私の妄想世界なのでしょうか。仮想現実ならぬ懸想現実?) 楽しみです。はい。
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女王が放った成熟度の高い最終傑作。 J-POPを志す者なら一度ならずとも聞くべき作品である。 ポップさを追求したファーストアルバム(無罪モラトリアム)の対極にある本作は好き嫌いが大きく分かれる。本作の発売直前の6thシングル「真夜中は純潔」を聞いてピンとくるものがなかった場合はあまり好まれないようだ。 しかしながら、楽曲としての完成度はJ-POPの範疇をとうに超えている。実験的な部分もありつつ、各プレイヤーの技術、椎名林檎の歌唱力を最大限に引き出すメロディーラインがそのチャレンジを確実な成功へと導いている。 本作の音のほとんどが椎名林檎自身の手によって構築されている(彼女が持ち込んだデモテープの時点で楽曲は殆ど完成していたそうだ)。その事実を裏付けるかのように、アイドルでもなく写真モデルでもなく、歌い手として生きた椎名林檎の全てが詰め込まれている。 特にボーカリストを目指す人間に対してこのアルバムの「完コピ」をお勧めしたい。 一音一音、ロデオのように執拗なまでに歌い手を振り払おうとするメロディラインを乗り切っり、やがて乗りこなせるようになった頃には今までになかった力を身につけているはずだ。
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