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| ぼくはArrested Developmentが好きだった。 ちょうど僕がNYCに住んでいたとき、ラジオから流れてきたMr. Wendal, People Everyday, Tennesseeでやられた。'92年のデビューアルバム"3 Years, 5 Months and 2 days in the life of..."は相当聴いた。当時ADは、アメリカで初めて広い年齢層、多様な人種にアピールする革命的なrap groupとしてカレッジやヴィレッジのコンシャスな奴らの間で話題だった。その通り。Spiritを持ってて, Senseが良くて, Spiceがきいてて、瞬く間にSalesも上昇。アメリカ中で、ViolentでないRapを待ちこがれてる人も多かったんじゃないかなあ。 デビューアルバムが名盤の場合ありがちなパターンなんだけど、ADも2枚目が良くなかった。うーんレニクラ現象かあ。と思いきや、あっさりAD解散。そしてSpeechのソロデビューin 96。2枚目in 98。そしてこのSpiritual Peopleを今年の初めに発表。 Speechの音は変化した。前よりもフォーキーでロックなソウルへと。アーシーなグルーヴを持って。ガンガン歌うようにもなった。でもやっぱりSpeechは平和な男だし。彼の作る音も平和な音であることに変わりなし。 ところで、彼のココロのなかに大変化。ずっと探していた自分の立つ場所を見つけた。かくて、またひとつシンガーソングライターの書く素晴らしいゴスペルアルバムが生まれた。1988 HooplaとSpiritual Peopleの2枚は、Curtis MayfieldやBob Marleyの仕事に近いスタンスを確かに持ってる。 彼はSpiritual Peopleとは「神への探求を続ける人々、人生という川の流れの中を苦労して進み、間違いを犯しながらも真実を渇望してやまない人々のために書いた。」という人々だと言ってる。 こういう言葉をはっきり言うか言わないかは別として、このスタンスこそゴスペルだと僕は思う。 神さまが自分に与えてくれたものをもって、自分にできることをやる以外ないから。 ちなみに、Speechはこのアルバム以降も、地に足のついたスタンスで、Speechにしかできないゴスペルを創り上げている。彼の力の抜け具合は、自分に素直に進んでいけるパワーからきてると思うよ。 アーティストを型にはめようとする音楽業界やマーケット全体への力に対して「たとえ締め出されても、言うべきことはあるよ」ってな気持ちも含めてね。
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