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再結成の盛り上がりもちょっと落ち着いてきたところで、改めまして ツェッペリンです。デビュー以来40年になろうというのに、常に一線級の 人気を誇るのは偉大と認めざるを得ません。 私が初めて彼らの音に触れたのはもう既に解散後のことでしたが、 それでも当時は『最終楽章コーダ』が発売されて、結構盛り上がってい ました。そこから数えても30年近く過ぎているのだと思うと、正に 光陰矢の如し、ですが、月日が流れるごとに新しい世代にまでファン層を 広げているのか、人気が落ちる気がしないのがまた不思議に凄い所です。 この先100年経ったって、音楽メディアを変えながら、再発され続ける 勢いだと思います。 さて、今回の作品は後期のひとつの頂点に位置する作品で、通算7枚目。 普通に考えて、7作目あたりになってくると、どんなグループでも初期の 栄光には勝てなさそうなものですが、アルバム発表毎に進化を続けてきた 彼らがここで世に出したもの、それは贅肉を全てそぎ落とした、これぞ 『真のロック』の姿!! ドラゴン・ボールの最強の宇宙人フリーザをご存知でしょうか?フリーザ の最終形が、意外にも小さなシンプルな形だったというのに似ています。 そのストイックさは、体脂肪をそぎ落としすぎた往年の船木誠勝の ようでもあります。 内容がシンプルな分、初期とは一味違う奥深さがあり、何十回、いや、 何百回聴いても新しい発見があります。 内容については、私などがいまさら語ることでもないのですが、 この際なので、一気に行かせて頂きます。 アルバム全体に捨て曲無しですが、それでもA-1で全てが決まって しまったといってもいいくらいA-1は出来がよく、最小ユニットで 最大限ドラマティックに展開していきます。 まろやかさを増したジミー・ペイジのギター・ソロが入ってくる瞬間は、 もう昔からたまらなく好きで、当時このアルバムを聴きながら受験勉強を していた(あほか)私は、ギター・ソロのあたりになると、勉強なんて そっちのけでエア・ギターで盛り上がってしまい、部屋の騒がしさに 異変を感じたのか、覗きに来た親と目が合い、非常にバツの悪い思いを したものです。当時はまだ『エア・ギター』という言葉も市民権を得て いなかったので、親にしてもさぞ気色悪かったことだと思います。 個人的には『永遠の詩』の中の『天国への階段』のソロと並ぶ感動の ソロだと思います。これで私は人生が変わったと言っても、決して 過言ではありません。 多分80歳になってもこのソロを聴けばいつだって必ず鳥肌をたてることが できる、胸を張ってそう断言できますね。まあ、それに何の意味があるかは置いといて。 そしてボンゾのドラムスの爆音連打。もう目の前のものが全く見えなく なると同時に、エア・ギターとエア・ドラムスで大忙しになります。 この瞬間の親の入場も辛かったですね。 アルバムはこの後もすごいテンションを保ったまま進行していきますが、 ラストを飾るナンバーがこれまた秀逸です。アルバム中唯一のスロー テンポなナンバーなんですが、例によってペイジのギターが深すぎて、 酩酊しながら聴くのにピッタリです。ゆるやかさの中に特別な味わいが 含まれていて、聴くほどにその旨みが染み出してくる、そんな逸品です。 ゴールデンウィークのお出かけのお供に如何でしょうか?
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「プレゼンス」はZEPPELINの数あるアルバムの中でも非常に男っぽい作品だと思います。(私自身は 女性ですが...) リアルタイムで初めて購入したZEPのオリジナルアルバムなので大変思い入れがありますね。 その他の作品は皆、後から追いかけて買ったものばかりだったので...。 ジョンボーナムのドラムがめちゃくちゃ格好良いです! 今聴いても、全然古くささを感じないしロックの一番格好いい形が全面に溢れてた作品だと思う ので、今でも一番聴く頻度の高いアルバムかもしれません。 絶対、買い!です。
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| 本作の製作直前、1975年8月4日にロバート・プラントはギリシャのロードス島で交通事故を起こし、重態で死にそうだとか復帰不可能につきZEP解散なんて噂が飛び交っていた。 中学校に入学し、しばらくして手元に”PRESENCE”が届いたのだが、リアルタイムで聴いている事もあり、ZEPのアルバムの中では格別に思い出深く、”Achilles Last Stand”の三連に鳥肌が立ったことを今でも鮮明に覚えている。”Deep Purple”や”KISS”の様にわくわくする事は無かったのだが、何となくレベルが高いと言うのか、知能指数が高いというのか、そんな感じで格上のROCKと自分なりに位置付けしていた。 そんなロバート・プラントの事故も有ったのだが噂に反し完全復帰を果たし、”PRESENCE”は西ドイツのミュージックランド・スタジオで、一日18時間に及ぶ集中的なセッションによって、わずか三週間のレコーディングで製作されたらしい。しかし実際には十分に納得出来るな時間があったわけではなく、ミュージックランド・スタジオではRolling Stonesによる ”Black & Blue”の録音予定が次に入っていたため、ジミー・ペイジがミック・ジャガーに泣いて頼んだかは知らないが二日間延長の了承を貰い、オーバーダビングの全てを終らせたらしい。これほどのギター・オーケストレーションをたったの二日間?、これだけ多くのギタートラックを二日間で処理していくのは相当な集中力とEASYな考え方でないと無理だろう。完璧主義者のように言われるジミー・ペイジだが結構「OK!OK!」の楽天的な一面も有ったのだろうか?時間と共に薄れてしまうセッション時のインスピレーションを優先させたのか?単純に時間が無かったので仕方なくキリの良いところで終らせたのか?どうも私としては、このエピソードが気になって仕方がない(笑) 本作”PRESENCE”が中後期ZEPのアルバムとして決定的に違う事は、ジョン・ポール・ジョーンズによる鍵盤楽器でのオーケストレーションのたぐいが全く無い事と、アコースティック・ギターによって構成される曲も全く無い事だ。いかなる意図によって行われた事かは知らぬが、結果としてメロディアスな部分が殺ぎ落とされ、緊張感に満ちた攻撃的なロック・サウンドを作り出している。 何と言っても”Achilles Last Stand”だろう。正直言って、この一曲を聴いてプレイヤーを止めても十分に価値はある。私的には”Achilles Last Stand”が余りにも凄すぎて他の曲まで意識が回らないのである。ギリシャの詩人であるホーマーの”イリアド”に登場する英雄の名だが、何てったって”アキレス最後の戦い”だからねー、タイトルだけでも痺れてしまうほどに、とてつもなくドラマチックだ! アルバム・ジャケットは”ヒプノシス”。なにやら意味ありげなオブジェに興味をそそられる。 ”PRESENCE”(存在)を、あの不思議なオブジェによって表現されているらしい。 商業的には過去のアルバムと比べると大成功とは言えないのかも知れない。しかし、余りにも過少評価されすぎてはいないだろうか?私にとっての初めてのリアルタイムなZepと言う事もあり、特別な思いも有るが、他のアルバムには無いエネルギーを確かに感じる。
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