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| Recommend!! | ||
| 「Baduizm」は、夜、家でリラックスしている時によく聴いています。ジャズテイストに溢れていてそれがとても素敵なアルバムです。エリカ・バドゥは、ビリー・ホリデーの影響を強く受けているらしいんですけど、それと同時にヒップ・ホップの要素も上手く絡めていますよね。例えば「on and on」や「apple tree」って時代を感じさせない曲だと思うんです。彼女の聴いてきた曲が透けてみえるようでもあるんだけど、今のスタイルに合わせて表現しきっているって感じがします。基本はジャズで、そこにビートが絡まっているところとか。リム・ショットの「カッ」って音なんて、もう最高ですよね!余計なものを一切削って、シンプルに徹している。とことん良い音の上に歌が自然にのっていて。 私の曲でも、リムショットを際立たせたり、もっともっとシンプルに、とチャレンジしているんですけど、かなり削ぎ落としたつもりでも、このアルバムに比べるとまだまだ余地があるんだな、って思います。このアルバムで特に好きなのが「afro」。この曲に来ると、パッと雰囲気が変わるでしょ。R&Bやヒップ・ホップの中に、突然フリースタイルのジャズが入る感じで。それが少しも違和感なく全体の中に溶け込んでいるんですよね。 エリカ・バドゥは宗教的とまではいかないけれどspiritualな感じ。特にこのデビューアルバムはオリエンタルな雰囲気が漂っていますよね。2枚目の「Mama's Gun」はガラっと変わってロックな雰囲気なんだけど。でも、彼女の曲ってR&Bの中でもイケイケっていう感じじゃなくて、座ってゆったりとお酒でも飲みたくなる感じかなぁ。とても神秘的だし、お香をたいた中で聴きたくなるというか(笑)。 '98年頃、クラブなどで私がライブを始めた頃に、ヒップホップやジャズクラブなどでよく耳にしてたんですよ。そのヒップホップ・ビートのみならず、ファッションなどもクラブですごくはやっていました。ジャケット写真にあるターヴァンを巻いたスタイルとか。このたたずまいを見ても、充分神秘的ですよね。「on and on」をクラブで耳にした若い人たちは、この曲を入口にして、ジャズを聴いてみたいなと思った人が多いんじゃないかな。
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| これは、私の人生を変えた一枚と言っていいと思うな。 レコード会社の人に、「このErykah Baduというアーティストをこれから売り出すから、ラジオでかけてね」とCDを渡されたのが、Erykahの曲に初めて出会った瞬間。初めて聴いたとき、聴いたその瞬間に、「すごい!」って思った。音が少ないのに、少ない感じがしない。淡々としている中に美学があるというか…。とにかくCOOL。 歌詞もすごいの。一回読んだだけじゃ分からない。彼女独特の世界があって、深いんだよ。イントロの「リムショット」という曲なんて、ぶっとんでいるよね。ただ、「I wanna rimshot.」って歌っているだけ。リムショットって、ドラムの縁をカンカンとたたくたたき方のことなんだけど、「リムショットがほしい」ってどういうこと?って思うでしょ。何か別の意味があるのではないか?とかね、それを知りたくなる。一度会って話してみたいなぁ、ってすごく思うミュージシャンですね。 そんな感じでこのアルバムを気に入って、自宅でずっと聴いてたら、うちの居候のJanisという黒人の女の子が「このアルバム作ったプロデューサーって私の幼なじみなの」とか言い出してね。びっくりして、「それだったら、是非一緒に仕事がしたい!会いに行こう」ってすぐ思ったわけ。 そのプロデューサーは、James Poyserという人でね、ものすごいキーボーディストでもあるんだよ。その人と歌うだけで一つ成長できるような、そんな感じの人。 その後すぐに、居候のJanisと一緒にフィラデルフィアへ行って、ZOOCOのCDを渡して、「一緒に仕事をしてください」ってお願いしたの。でも、最初は「忙しいから・・・」って断られちゃって。 でもね!ここからがすごいんだけど、Janisのお母さんがJamesと同じ教会に行ってて知り合いで、彼に「ZOOCOは日本からわざわざ来たんだから、一度、音を聴いてみたら?」って言ってくれたの。その教会もみなfamilyという感じでね、人の家の子どものことを真剣に怒るような雰囲気があるのね。だから、Jamesも「Janisのお母さんが言うくらいだから」って私の音を聴いてくれたんだ。それで、その音をすごく気に入ってくれて「一緒に仕事をしよう!」って言ってくれたの。こういう出会いから私のソロとしてのファーストアルバムが完成したの。ここから色々なものが生まれてきて、今のZOOCOがあるのかな。 だから、そういう意味でもErykahのこのアルバムは本当に大切な一枚なんです。
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