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ことばは風 / 森山良子
2003.3.26 MUCD1071 ¥ 2,999 (税込) CD
なくしたものをあつめて / ことばは風 / ある日の午後 / 今、思い出してみて / 愛の道標(みちしるべ) / 花一りん / 愛する人に歌わせないで / 小さき花に歌を / Tink Tink / わかれ / Eternally ~エターナリー~ / 涙(なだ)そうそう ~スペシャル・ライヴ・ヴァージョン~ <ボーナス・トラック> 


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歌声の魅力
 音楽が好きになるのには、アーティストの数だけ理由があると思う。音楽に関する文章を書いていると、自分がその作品を好きな理由が、多種多様なことに気づいて、驚く。ある時は、アーティストの思想に反逆性があるから支持すると言い、荒削りなパワーが好きかと思うと、クオリティーの高さに惹かれたりする。楽しい気分になれるから好きだったり、悲しみに浸れるからだっり、懐かしさを味わうために聴いたりもする。
 普段は忘れているけれど、歌声が美しいというのも十分に理由になると思う。森山良子さんは、その点で素晴らしい。「この広い野原いっぱい」で子供の頃から知ってはいたけれど、音楽の授業でみんなで合唱できそうな曲に、特に魅力は感じていなかった。ある方のホームパーティで、森山良子さんの生の歌声を聴いたときに、稲妻に打たれたような衝撃を受けた。声が美しいということは、こんなにも素晴らしいことなのか?いつもは、「今日的なサウンドが」とか、「リズム構築の解釈が」とか、「詞にメッセージ性が足りない」とか、もっともらしいことを言っている筈なのに、歌声だけで十分だった。心の底から思った「ほかに何も必要がない」と。
 最近、息子さんがヒット曲を出して、注目を浴びている。僕は二世という理由で騒ぐことには、とても違和感を覚える。Dragon Ashの音楽と古谷一行も、宇多田ヒカルと藤圭子も、トライセラトップスと平野レミも、芸能週刊誌的な興味は別にして、作品という観点で言えば、関連性は感じないでしょう?でも、この親子は違う。明らかに「遺伝」だと思った。それに、理由はともあれ森山良子さんに注目が集まるなら、音楽ファンにとっても良いことだと思う。最新作になる、このアルバムも、とても良いアルバムですよ。

いくつもの川を越えて 生まれた言葉たち / 森山直太朗
こちらがその息子さん。「さくら」が大ヒットした後のセカンドミニアルバム。自然発生的に作品の力で生まれたヒットというのは、気持ちよいものだと思う。

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2003/5/15 シュウ・ホシノ
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