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先日、松尾スズキ主演の『イン・ザ・プール』の試写を観てきたんだけども、 いやぁ、けっこう面白かったです。 で、この映画は微妙にヌルいギャグ、 というか、 1秒後か2秒後に、「クスッ」と笑えるようなギャグが多かったんだけれども、 ともすれば、 こういうギャグってさ、 見ている瞬間は面白いんだけれども、 見終わってしばらくすると、「うーん、結局なんだったんだ?」と、 そのとき面白かった記憶が風化しやすい。 でも、風化させずに、 この映画の面白さを真空パックで封印してくれる音楽が ラストに流れてくれたんですね。 そう。 シュガー・ベイブの《ダウンタウン》。 ♪ダウンタウンへくりだそう〜 のアレです。 うーん、やっぱりいいメロディ、。素敵な曲だわ。 これがラストのクレジットに流れてくれたからこそ、 『イン・ザ・プール』という映画の、面白さや、 そこはかとないけれども痒くて気になるシーンが 記憶の中に凝結されるんだと思いました。 まるで、絵を描いたあとに、スプレー糊をシューッと吹くようにね(ちなみに、ボクはプラモデルを完成させたら、最後につや消しのクリアラッカーをシューッと吹きますが、ま、それはあまり関係ないか)。 で、久々に思わぬシチュエーションで耳にした《ダウンタウン》だったもので、 急に懐かしくなって、家に帰って久々に取り出して聴きましたよ。 シュガー・ベイブの『ソングス』。 うーん、《ダウンタウン》もいいけど、他の曲もいい。 山下達郎の原点ですな。 生き生きとして、もちろん今の達郎もいいけど、 今のようなプロフェッショナルっぽさが希薄で、 もうちょっと青々しくて勢いがあり、 ちょっぴり恥ずかしくてキュートな感じさえしてしまう。 大滝詠一の“ナイアガラ”レーベルの第一弾のアルバムです。 松任屋、じゃなくて、荒井由美も参加しております。 日本の現在につながるポップスの原点ともいうべき素敵な要素が満載です。 大貫妙子の歌声も素敵だわ。
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名盤の条件。 歴史的名盤と言われているアルバムはたくさんある。「名盤選定国際会議」があるという話は聞いたことが無いから、何となくみんながそう思っているということなんだろうけど、いずれにしても、このアルバムを超名盤と呼ぶことに異論がある人は居ないと思う。 でも名盤の条件って何だろう?その後の日本の音楽界に大きな影響を与えた大滝詠一、山下達郎、大貫妙子が参加しているから?後世のアーティストに大きな影響を与えたから?それもあるけれど、歳月を経ても色褪せない"新鮮さ"を持っていることだと僕は思っている。いわゆる"音質"は決して良くないし、当時のレコーディング技術の限界なのか、ヴォーカルの音程も不安定に感じられるけれど、そんなことを補って余りある"みずみずしさ"が、いつ聴いても感じられる。 1975年の作品。僕は小学生だったので、さすがにリアルタイムには知らない。特にこの時代の空気に思い入れがある訳ではない。時代を超えて、素晴らしいものは素晴らしいのだ。しかもCD化された本作はDEMO版やLIVE音源も収録されていて、彼らが描いていたイメージがどんなに美しかったのかがわかりやすくなっている。この後30年余、日本ポップス界に君臨する山下達郎の原点でもある。そう、これは名盤中の名盤。歴史に残る伝説の名盤なのだ。日本人なら、だまって聴こう!
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