真摯な詩人。 まだブレイクする前の山崎まさよしのライブを観たことがある。旅先で、たまたま時間が空いた時に知人に誘われたのだ。名古屋の小さなライブハウスだったと思うけど、満員の客席は熱気があった。アコースティック・ギターとブルースハープの弾き語りライブ。ファンとの距離感に、昔の深夜ラジオのリスナーとパーソナリティの様な“共犯意識”がある気がした。ライブが終わってから地元のイベンターに訊いたら、特別にレギュラー番組をやってみた訳では無いらしいから、ライブの積み重ねの中でできたものなのだろう。ステージでみせてくれる真摯な姿勢が、本当に素晴らしかった。 そのライブを観てから暫くしてから、映画の主役をやったり、SMAPが「セロリ」を歌ったりして、スターダムにのし上がっていった。有名人になった今も、彼の基本スタンスは変わらない。真面目に音楽に取り組み、観客に向かう。その人の性格と作品を安易に結びつけるのは、僕は好きでは無いけれど、山崎まさよしは人柄が音楽に出ていると思う。このアルバムは最初にヒット作で、代表作だ。 蛇足ながら、カラオケが苦手な僕が止むを得ずマイクを握るときは(大人になるとそういうことあるでしょ?)、「桜木町で、こんなとこに居るはずもないのに」というところが好きで、「one more time, one more chance」をリクエストすることを、僕が山崎まさよしが好きな証拠の一つとして、ここに告白しておこう。だから、もう誘わないでね
- アトリエ / 山崎まさよし
- 2年ぶりのアルバムだって。楽しみだな。
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2003/5/18 シュウ・ホシノ
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