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| 素晴らしい大物たちの集合である。 シカゴ・ブルースの巨人、ハウリン・ウルフのもとにイギリスを代表するミュージシャンが集っている。 エリック・クラプトンが全体をフューチャーし、リンゴ・スター(ドラム)やローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツ(ドラム)、ビル・ワイマン(ベース)という大物が一枚のアルバムを製作している。 他にもウルフのバックギターを長年つとめるヒューバート・サムリン、天才ハーピストといわれたジェフリー・カープなど素晴らしいメンバーである。 1970年に録音され1971年に発売された「The London Howlin' Wolf Sessions」が今年未発表テイクやリハーサル・テイク、ハウリン・ウルフのちょっとした語りなどもからめデラックス版として発表された。 ライナーにはレコーディング当時のことが詳しく書かれておりこれを読むのもおもしろい。 1960年代、ロンドンには一大ブルースブームが巻き起こり、そこからクラプトンやストーンズが生まれた。 彼らにとってはハウリン・ウルフは憧れの大スターである。もちろん世界的なヒットとしてはすでにクラプトンやストーンズの方が売れてはいたが。 緊張ではじまったウルフとのセッションは各々の個性もうまくからみあいチェスで録音されてきたブルースとは少々趣が異なると同時に普段のクラプトン、リンゴ・スターらの演奏とも違う音が作り出されることになった。 クラプトンの演奏はもともとブルースをベースにしているが「Who's Been Talking?」ではもろにオーティス・ラッシュになっている。 オーティス・ラッシュの曲をこの後も多く取り上げているがこれほどラッシュのノリを強く表現しているのはこの曲だけだと思う。あらためてクラプトンの多才さを感じさせる。 当時60才であったウルフは体がかなり弱っていたようだがその歌声はまったく弱さを感じさせない。 その声は図太く、相手を押しつぶすような圧倒的な力を持つ。 このようなレコーディングがすでに30年以上前に行われていたのはいろいろな意味でショックを感じる。
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