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| tatsuがレコメンドする一枚 これは、最近ではいちばんのへヴィーローテーションで聴いているアルバム。買ったのは半年、もうちょっと前かな、定期的にずっとかけています。気がついたら聴いている。リハスタなんかに持っていって聴いていると、「これ何?」ってけっこう聞かれる。車の中ではダメですね、寝ちゃいますから(笑)、そういう感じのアルバムです。 ジャケットのイメージどおりの音ですよ。アルゼンチンのアーティストで、ジャンルは「アルゼンチン音響派」というらしいですよ。いわゆるカフェ系としてよくCDショップとかに置いてあったらしく、そういう感じの音楽です。たしかに、歌声もすごく心地良くて、か弱い感じなんだけれど、その音響派たる音響ノイズは随所に入り・・・。基本的にはそういうカフェ系の音楽は好きではないんだけど、これはちゃんと毒の部分が入っているから引っかかったのかなあ。その毒の部分が、いい感じのスパイスになっている。南米のアーティストというと、普通はなんだかボサノヴァっぽい曲を想像してしまうけれど、すごいアナログシンセのノイズみたいなものがずーっと入っていたり、そういうギャップが新鮮だった。何度聴いても飽きない感じ。 フアナ・モリーナは、ミュージシャンというか、向こうではタレントとして人気のある人らしい。このCDを持っているときに、これ誰?ってすごい盛り上がっていたんだけど、偶然、アルゼンチンの女の子がいたことがあって、彼女は「ああ、それね」みたいな冷たい反応で(笑)。そういう扱いを受けている部分もあるみたいですけどね。 こういう感じの音楽を聴いたことがない人でも、入りやすいと思います。これを聴いて、いわゆる「アルゼンチン音響派」に目覚める人は、あまりいないと思いますけど(笑)。ぼくは何枚か持っているんだけど、本当に結構辛いものもある。本当に言葉どおりの「音響」になっている感じ、ボーカルがなかったりとか。でもこれは、すごく心地よい。興味を持った人は、アルゼンチン音響派を深く掘り下げてみるのもいいかも。 南米というとタンゴやボサノヴァのイメージが強いかもしれないけれど、いまは、いろいろな音楽がすごく盛ん。かなり細かくジャンル分けをしてしまってから日本で紹介しているけれど、その中でもこれは突出したアルバムだと思う。ちゃんとみんなに引っかかる、残る。やっぱり新しいタイプの音楽って、十派一からげに持ってきて聴いてみて、最初、一回目はいいなと思っても、その後まったく聴かなくなってしまうものも結構あるじゃないですか。そうやって忘れちゃうのが多いけれど、これはずっと残っていくような名盤だと思います。
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