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| 宇宙は「調和」だとよく聞きます。 すべてのモノとコトを調和させるために流れています。過去・現在・未来は調和のために作られていきます。 過去に自分につながる人がしたことが現在の自分に現れるのはこのためです。 そうして人はそれに気がつかずに 「なぜ、私はこんな目にあうの?」と考えるようです。 ジョンレノンはラストインタビューでこのことを次のように言いました。 「咳ひとつにしても世界に影響を与えるんだ。だから僕とヨーコがふたりで すてきなことをイメージすればそうなるんだ。 僕たちはそういう意味でダブルファンタジーをつくった。ただ、ふたりで 祈りのリズムをあわせることが難しい。僕たちはとってもあう方だと思うけれど」 これはかつてユングがすべての意識はつながっていることや仏教でいう因果応報ということです。すべてのものはつながっていてすべてを調和させるために一定のリズムで動いているように感じます。 そういうふうに宇宙の流れの中で自分と自分につながる縦と横を考えるとこの世のシステムがわかってきます。悠久の太古からつながる自分の命。これは多くの祖先・先祖が懸命に生き抜いてきたことのあかしです。そして、自分のあとにもそのつながりが生まれ次の世代につなげていくわけです。 また、現在ふれあう人は横のつながりでなんらかの影響を過去からもっているわけです。自分と感覚があう人もまったくあわない嫌に思える人もそうです。 わたしは、こんなことも聞いたことがあります。 「夫婦というものは過去の時代にうまくいかなかった者どうしが多いです。 ときにはかたきどうしだった場合だったこともあります。 そのうまくいかなかった者が今世でいっしょになり、いろんな問題を解決 していくんです。それを成し遂げることによって二人の魂がお互いに 成長するんですよ。」 このように考えると日々出会う嫌な人でさえなんだか大切な人に思えてきませんか。 嫌な人と協力しあい何かを成し遂げていくことができれば、これも宇宙の法則「調和」に向かっていることになるわけです。 「調和」するためには、自分を押さえ相手のリズムに心や行動をあわせることが大切になってきます。これがうまくいかない。そうして問題やトラブルが起こって くるわけです。 「調和」するためには自分を押さえ相手を生かすことがコツになってきます。でもその「調和」がなされたときの喜びはそれはもう大変なものです。 うれしくて仕方がない。ということはこういうことをいうのか。と感じるほどです。「調和」するには「相手を生かしてあげる」ことができたのですから、当然かもしれませんね。 世界中にある童話がどこか共通していて同じ話があることやわたしが最近気になっているレゲエのビートと盆踊りのリズムの共通性など「調和」というこを考えると なんだか謎がとけてきます。 そういえば、先月号で書きましたレゲエは一定のパルス波を放ち、人をポジティブに躍動させるということで、おもしろいことを聞きました。 レゲエを鳴らしていると飼っている鳥がそのリズムで首を振りはじめるのだそうです。 私はなるほどそうだったのか。とうなずけました。 実はボブマーレーのフィルムを最初に見たとき、なんとへんてこな千鳥足で踊りながら歌うんだ。かっこわりーなんて思ったわけですが、自然のリズムに身体が揺れていたんんですね。 悠久からつながる命のリレー。心臓を打ち続けるビート。眠ってもそれは止まりません。目が覚めたら、その命がつながって今日も命のビートがつながっているんだと感謝できるといいなと感じます。 ライクーダーによって発掘され、一連の優れたアルバムが生まれたブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ。 このシリーズのアルバムすべてでベースをプレイしているのがオルランド”カチャイート”・ロペスです。彼自身もブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで「カチャイート」というアルバムを発表しています。このアルバムはまるで、自分が太古からの悠久の流れの中にいる ことを感じさせます。大きなうねりでどんなものも包み込んで調和してしまうベースのうねりに酔ってしまいます。聞いているとわたしは過去に戻ってしまい、太古の時代に岩肌から落ちてくる水滴の音が「ぽちゃん・・・・・ぽちゃん・・・・・」と聞こえてくるようです。 静かな曲があるわけではないのです。ただただ、ベースがゆったり大きく豊かに歌い続けているだけなのに、わたしに太古とそれが生まれた宇宙の調和を感じさせて くれたすばらしいアルバムです。
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