後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)がレコメンドする一枚
これは大学のときによく聴いてましたね。ウィ−ザ−はファースト・アルバムから聴いてて、あのアルバムもすごい好きなんですけど、今回はこれを。けっこう評判が分かれるアルバムだとは思うんですけど、これがいちばん気に入ってます。閉塞感があって、もだえてダメっぷりなとこが出てるっていうか。そのダメさがちゃんとサウンドになってるとこがいい。ファーストは楽しんで作った感じがするけど、こっちはリヴァ−ス・クオモ(ヴォーカル&ギター)の人間っぷりがちゃんと音に出てて。本質が出てきたアルバムというかね。なんか、彼のデコボコの突起の部分とメロディとかがうまくはまったからこういうふうになるんだろうけど。なんかこういう……ダメな人、好き(笑)。ダメそうなヤツらがやるすばらしい音楽っていうのはすごいと思うし。ほんといいよな〜。なんつーんだろう? ウィーザーってオタクがやった起死回生の一発だし、しかも前のアルバムが売れたからこそのあの紆余曲折感というかね。レディオヘッドもそうだけど、そういうプレッシャーのあとに出てきた作品にすごい惹かれますね。
ウィ−ザ−から影響はすごい受けてます。サウンドの作り方とかもそうだろうし。まあもともと音圧があってディスト−ションが効いたものが好きだったりするから。あと、彼らの優れたところは、1曲の中で飽きさせないいろんな技を込めてるっていう部分かな。ま、個人的にはこのアルバム以降はちょっと微妙だったりもするんだけど(笑)。『グリーン・アルバム』とかはおそらくベーシスト(マット・シャープ)が抜けた影響もあるんだろうなぁって思う。事実レンタルズは聴いていいなぁって思ったし。だからバンド内のバランスとかって重要だなぁって思う。『だれかがいなかったらこれができない』とかってあると思うし。
邦楽とかもけっこう同じ世代のバンドとか好きで聴きます。スパルタローカルズとかアートスクールとか好き。スパルタとかはほんとに僕らと音作りとか逆だと思うんですけど。彼らはムダを削ぐことによって暴力性とかが研ぎ澄まされていく感じで、刺さってくる。だからカッコいいなぁって思えるし。でも自分たちは音を足していってカッコいい曲を作りたいほうなんで。
もともとメロディがいいものに惹かれるとこがあるんですよ。スタイルにこだわらずいいと思うものを聴いてる感じだから。ほんと、理由づけをせずにいいと思ったものを聴くのがいちばんいいと思う。流行りとか、友達の意見とかも関係なく、自分がいいと思うものを聴いてますね。
- セコンドファンファーレ / スパルタローカルズ
- 後藤正文が「同じ世代のバンドとか好きで聴く」スパルタローカルズのメジャーデビューアルバム。
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2003/8/4 音楽と人
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