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カバーズ / RCサクセション
2002.10.26 ISCP-1122 ¥ 2,625 (税込) CD
明日なき世界 / 風に吹かれて / バラバラ / シークレット・エージェント・マン / ラヴ・ミー・テンダー / 黒くぬれ! / サマータイム・ブルース / マネー / サン・トワ・マ・ミー / 悪い星の下に / イマジン 


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 一人で勝手にRC祭のヨドバシカメヲさんに触発されてしまった。僕は「ロケンロール魂度数」の濃さには自信が無いので、偉そうなことは言えないけれど、このアルバムは紹介せずにはいられんですたい。(一応、九州弁のつもり)

 RCサクセションによるカバー作品集、といっても清志郎節満載で、いわゆる"企画盤"の範疇を逸脱している。
 このアルバムがリリースされた'88年当時、東芝EMIの専属アーティストであった彼らですが、会社の都合で発売中止になり、元のレコード会社であるKittyからの発売になってといういわく付きのアルバム。今は、インディーズのレーベルからになっているようだ。当時の東芝EMIの公式説明は「素晴らし過ぎて発売できません」意味不明で笑ったことをよく覚えている。原子力発電所に反対する趣旨の歌詞があるので、親会社の東芝から圧力がかかったとか、自主規制したとか、新聞では推測されていたけれど、実体は知らない。まだ若かった僕は、大人は随分本質的ではないことで、無駄な労力を使うんだなあと思った記憶がある。「何言ってんだ。ふざけんじゃねえ。核などいらねえ。」が「サントワマミー」のメロディに乗っているのは聴いていてかなり笑えて、ネクタイを締めて毎朝会社に行っている人たちが、まともに相手にするようなことでは無いと思ったから。清志郎さんには、それなりに政治的な意見はあるのかもしれないけれど、そんなこと以前にシンガーであり、ロッカーであることが、この歌からは感じられる。それがわからないなんて、バカだなあ、と。僕も大人になるにつれて、世の中は本質的では無いことへの労力で回っていることに気づくのだけれど、それはさておき、洋楽の名曲を、忌野清志郎独特の訳詞(超訳って感じかなあ?)でつづったこのアルバムは、究極のカバーであると同時に、RCでしかできない音楽になっている。

 最近、若手のHIP HOPグループを中心に、浅薄なカバーがブームになっているようだけれど、カバーに取り組もうとするアーティストには、まず、このアルバムを聴いて、自分のオリジナリティと原曲対するリスペクトをしっかり確認して貰いたい。
 このアルバムは、日本の音楽史に残すべき名盤の一つだと僕は思っている。

SONGS / SION
強烈な個性のシンガーソングライターがカバーをすると、自作よりも自作らしくなるという証拠がここにもありますね。派手さはないけれど、こちらも名盤です。

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2003/9/7 シュウ・ホシノ
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