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| tatsuがレコメンドする一枚 Porno For Pyrosは、グランジの少し前、JANE'S ADDICTIONというバンドがあって、そのヴォーカルのペリー・ファレルがつくったバンドです。オルタナっていうことになるのかな。すごく人気があったんですよ、JANE'S ADDICTIONもこのバンドも。でもメインストリームからはちょっと外れているというか、ニルヴァーナやパール・ジャムとかよりも下の方の波にいる感じで。王道ものは弱いんですよ、僕は。聴いてみればいいと思うんですが、なかなか・・・・・・。 で、このPorno For Pyros はオルタナのバンドなんだけどピアニカが入っていたり、リズムがちょっと変拍子っぽかったりとか、ギミックが効いているというかひねくれているというか。そこが好きです。だいたい、バンド名からして変わっている。「身障者のためのポルノ」といったような、多少差別用語的なものなんです。このアルバムも最近引っ張り出してきて聴いています。ここのところ、ひずんだギターを聴いていないなあと思って。そうしたら、このアルバムしかなかった(笑)。このあと、ペリー・ファレルがソロ名義で、さらにアコースティックなことをやったり、一時期インドに傾倒したりと、まあ定番ですけどね(笑)。そういう感じの音楽をやったりしてすごくおもしろい。声がすごく特徴的なんです。甲高くて。それが嫌いな人は受け付けないかもしれないけれど、僕にはそれが心地よくて。 このアルバムは、口コミで買ったんじゃないかな。誰かがいいと言えば、音楽に限らず「いいんだ。じゃあ買ってみよう」とわりと素直に。人がいいと言うのなら、何かそこにある、いい部分があるわけだから。それを自分で聴いてみて気に入ればいいし、気に入らなくても、「こういう部分がいいのか」というようなことが発見できればおもしろいと思うので。でも、僕が人に勧めることはあまりないですね。みんな自分のお気に入りは、それぞれの方法で探し出していますからね。 レピッシュのメンバーとも、お勧めを聴き合うという感じではないですね。レピッシュはもともと、「ニューウェーヴ」がキーワードになってスタートした。けれど、そのあと、音楽がどんどん世界的に広がっていって境界がなくなっていく段階では、音楽というものがもはや個人のものではなくなっていったと思う。それをメンバーで持ち寄ってどうだこうだというのではなく、それぞれが気に入ったものが個人にフィードバックして、その結果バンドに戻る、という感じだと思います。それが自然でいいと僕は思っています。
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