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| もう9月も半ばだというのに、8月を軽く上回るこの暑さときたら一体何なんだろう。気温と湿度の高さでいったら、むしろ今が夏真っ盛りのような感じだ。もう暑くてしょうがない。暑い。そりゃ我が家の猫も洗面所の床に腹ばいになって、それをおかんが気付かずに尻尾を踏みつけるわな。ああ、こんな暑いと、どこか寒いところにでも行きたいなあ。一生夏がなくて涼しそうなとこ。寒いとこ=アイスランド。なんて安直なんだ! 安直な我が単細胞的な脳味噌にも涼やかに、そして柔らかく響くのがこのムームの音色。彼らはいわゆるエレクトロニカ的な音楽に位置するが、それよりも強く感じるのが「アイスランド」の見たことのないイメージと風景。世界に飛び出してキャリアがあるビョークはともかく、シガー・ロスやこのムームからは非常に「アイスランド」の抽象的なイメージを強く感じる。なぜかは良く分からない。ムームの演奏するあらゆる楽器の生音に、ムームが音響処理を施して出てくるその音は、どこか鬱屈した雰囲気と、温もりのある手触りを同時に感じさせる。それは、人の心の光と影の部分を同時に垣間見ているかのような感覚にも似ている。しかし、それらは多分「アイスランド」という世界に直接つながるものではないような気がする。人の心象風景を表現するだけならどんな国の人でも可能だ。なんというか、「アイスランド」の世界というのは、「アイスランド」を感じさせる何かがそこにあって、それは「アイスランド」に育った人特有の何かが激しく「アイスランド」しているから「アイスランド」なわけで、つまり「アイスランド」は「アイスランド」でしかないというか、とにかく「アイスランド」、であって、「アイスランド」は「アイスランド」だから、「アイスランド」なんだよっ。スミマセン、もうカンベンしてくださいっ。 というわけで、(どういうわけだ)、ムームの音楽には「アイスランド」の世界を感じさせる何かがあるのだ。 う〜ん、なんか勝手にいきりたってしまってスマン。とりあえずこの一枚を聴いて心ゆくまで安らぐことにしよう・・・。
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