久しぶりにサリフ・ケイタの声が聴きたくて買ったアルバム。 どれを聴いても変わらないからね。というより、変わっちゃだめなの、サリフ・ケイタは。バッグのサウンドは変化しても、それでも彼らしい世界観は変わらない。そういう意味では、マイルス(マイルス・デイビス)も同じだけど、曲に入ってしばらくたつともう、サリフ・ケイタの世界だからね。
アフリカのミュージシャンはそういうものなんだよ、きっと。ユッスー・ンドゥールもそうだけど、パリなんかに行って、そのテイストを取り入れてワールドワイドになったとしても、やっぱり核の部分は変わらないと思う。アフリカのあの大地で育ってるからね。俺もいままでいろいろな土地へ出かけていったけど、またここへ帰ってきたいな、もう一度行きたいなと思ったのは、アフリカぐらいだね。そういうパワーのあるところだよ、アフリカは。
話は逸れるけど、今年の初めから二カ月くらいホームレスみたいに世界中を旅しようと思っていた。でも、誰もさせてくれないの(笑)。アフリカを含めていろいろな場所を候補に挙げていたんだ。いろんな所へ行って、ものすごいやつらを目の当たりにしたいんだよね。世界にはまだまだいるはずなんだ。一見、その辺でぶらぶらしているだけに見えるようなやつなんだけど、実はものすごいことを普通にやってるやつが。そんなのに出会って「俺はいままで何だったんだ」と茫然自失、めちゃくちゃに打ちひしがれて帰ってきたい。そこからまた、這い上がるんだよ、もちろん。それで、マネージャーに話をしたらあっさりと「だめに決まっているじゃないですか」だもんね(笑)。
- Soro / SALIF KEITA
- 田村直美さんもサリフ・ケイタの作品をお薦めしています。
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