19世紀から20世紀にかけて、アメリカ黒人が生み出したゴスペル、ソウル、ブルース、ファンクといった音楽は、今のポピュラー・ミュージックに圧倒的な影響力を持っています。 その一方で、こうしたかつてのブラック・ミュージックが持っていたある力が、現代のブラックミュージック・シーンに希薄であるというのも、また周知の事実。「ある力」を端的にあらわすならば「ソウル」ということになります。いったい、現代においてソウルはどこにいってしまったのでしょうか?
その答えは、黒人の故郷アフリカにありました。黒人が黒人であることに誇りを持っているアフリカ音楽には、アメリカで失われつつある「ソウル」が確かに息づいています。 西アフリカに位置するマリ出身のサリフ・ケイタ。彼の歌声には情景があります。夕日の沈む地平線の向こうまで、どこまでも伸びゆく歌声。ぼくの頭に浮かぶイメージの一つです。みなさんも、目を瞑って音楽に耳を傾けてみてください。単なる歌詞やメロディ、リズムを越えて、さまざまな力、情景、感情にあふれているのが、きっとわかるはずです。
自らのアフリカン・ルーツを、アコースティック・サウンドで見事に再現したアルバム「モフー」。凝縮されたアフリカ音楽の力をぜひ一度体感されてはいかがでしょうか。
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2003/9/27 わんだ〜
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