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| Recommend!! | ||
| エリオット・スミスの死はホントに衝撃的だった。彼の残した作品を聴き 直しているのだが、高い緊張感を聴き手にも強いるソロ期のアルバムは 何十年も聴き継がれるべき素晴らしい作品ばかりだ。その前の段階に あたるバンド時代、即ちheatmiserの頃のエリオット・スミスは、ロックを 非常に楽しそうに演奏しているのが印象的だ。触れれば壊れそうな繊 細さは当然健在なのだが、それ以上に躍動感や楽しさが伝わってくる。 詳しいデータが無いのだが、赤い空を航空機が飛ぶジャケットが、今と なってはちょっと恐ろしいこのアルバム「Mic City Sons」は、おそらく heatmiserでのラストアルバムなんだろうと思う。ソロの時よりも豪快な エリオット・スミスのヴォーカルが、heatmiserを聞いた事のないヒトにとっ ては非常に新鮮じゃないだろうか。グランジやローファイの影響を強く受 けた演奏が、意外とエリオットの繊細なメロ・声によく合い、耳障りが良く、 ポップな音触りになっている。「see you later」「get lucky」あたりは 普遍性のある名曲で、ソロ時代の「say yes」あたりと聴き比べてみて も全く遜色ない。 ソロ時代の音は、血が通ってないような冷たさが印象的だったのだが、 heatmiserでの演奏は、非常に生々しさがあり、ソロ期より一人の「人 間」として、エリオット・スミスを更に身近に感じることが出来る。 それは寂しいことでもあるが、ただ、ここまで存在を感じさせる「作品」 を残した一人の人間を、ああ、凄いなあ、と思う。
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