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| これは!これは!たまんねぇー! 日本中が身悶えする一品! 座禅は鎮座するためだけに在らず 経文は亡き人のためだけに在らず 坊主は屏風に上手な坊主の絵を描く ためだけに存在するにあらず これは、ミュージシャンが作った音源とは思えない。 狂った坊主が街へ繰り出し、長かった修行の結果を 悟りではない結果を求めに、街に繰り出しお経を 奏でた姿ではないのか。 座禅坊主共は本当はもっともっと猥雑な世界で生きている 人間に密接に繋がりたいと切に思っているのかもしれない。
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ZAZEN BOYSという、すごい生き物がいるらしい。今さっき届いたばかりの、臨時ニュースです。 ロッキング・オン主催の「カウントダウンジャパン03−04」二日目、おっきいステージに登場し、彼らはいきなり、ひとむかし前のアニメで不良が登場する時の効果音のようなイントロ(「Fender Telecaster」)を始めたという。どこからか哀川翔が出てきそうだと思ったけど、残念ながら出てこなかった、と目撃者の女子大生は言っていた。でも、彼に近い凄まじい生き物が出てきた、という話だ。 これは、今年一番の事件だ。 彼女は、それをモッシュゾーンの7列目ぐらいで見届けていた。先生に怒られて授業中に立たされた時みたいに、身体をこわばらせて聴いていたそうだ。 ボーカル・向井のファルセットの綺麗な響きとアンバランスな演奏、鋭すぎて笑えるけど実はシリアスな歌詞、ラップになり切れていない奇妙な歌いまわし、向井の両脇にいるギターとベースの二人が重ねていた微妙なコーラス、譜面にできそうもない八方に散っている音が「だるまさんがころんだ」で振り向いた時のようにびしっと止まる瞬間、アイロンがけされたYシャツのようにばりっとした仕上がりの曲の数々。変なリズム!お経のリズム! 今、届いている情報は、以上の通りだ。 ZAZEN BOYSが鳴らしているのは確かに音楽だが、ダンスさせたいのは、身体だけではない。脳も「一緒に踊らない?」と誘われているのだ。というのは、評論家の話だが、体験した彼女も深く頷いていた。全国各地でこの事件に遭遇した人が続出しているという報告もある。今後とも、注目していきたい。 ※ このニュースは、一部フィクションです。評論家の話は私が思ったことで、彼女とは私のことです。でも、ZAZEN BOYSがすごいのは紛れもなくノンフィクションです。事件の真相を知りたい方は、今すぐ「ZAZEN BOYS」というデビューアルバムを聴いて、全国各地で行われているライブに足を運ばれますように。
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激ヤバ!バリヤバ!まじでヤバい!! (そういえば、バリヤバって雑誌があったねぇ〜) このアルバムを究極のオリジナリティと言わずして何と言ったら良いのだろうか。 本当に、この人は天才なんだなぁって思ってしまう。 このアルバムの中には、色んなジャンルの音が混在していて、一か所に留まっていないのだ。 プログレ、ダブ、ヒップホップ、テクノ、ロック、民謡(祭り囃子?) 一体、どれだけのジャンルが混在しているのか、私には、解読不能です。 たくさんのジャンルを自分の中に内包しているミュージシャンは、たくさんいるだろうが、 内包だけではなく、外に発散してしまえるミュージシャンは、そうそういないと思うのです。 向井秀徳は、今までの、音楽の歴史を体現しているかのような、曲作りをしてしまった。 今まで、連綿と続いてきた、音楽の歴史(ジャンルの確立)を一人で表現してしまったと言う事なのだと思います。 色んなバンドが生み出してきた音楽を、自分の内に取り込んで昇華させてしまった。 かなり長い年月を有して出来上がっていた物を、ある時代の一人の人間が表現してしまったという事なのだと思うのです。 (姉さん、これは事件です!!) 私は、今まで生きてきて 「もっと、昔に産まれていたら音楽の世界での事件と言われるような出来事や、バンドの出現をリアルタイムで体験できたのに。」 と、ずっと損したような気分でいました。 しかし、このアルバムを聴いた時に、初めて私と同じように感じる人が出てくるだろうと確信したのです。 彼は、世間に、音楽という物を通して、自分がいつもやっている禅問答を投げかけてしまったと思うのです。 「俺は、いつもこんな事を考えているけど、お前らはどうなんだよ!!何考えてるんだよ!」 ってな感じなのかしら? (まぁ、本人が本当にそんな事を考えて作っているのかは、わかりませんが。) あ〜、また支離滅裂になってきた。本当に、自分のボキャブラリーの無さと、文章能力の無さに嫌気がさしますわ。 この文章で、皆さんに伝わっているのか、甚だ疑問ですわ・・・。話を戻します。 このアルバムで、私が好きな曲は、「SI・GE・KI」と「自問自答」です。 「SI・GE・KI」は歌詞が好きなんです。 以下、抜粋 「部屋ではいつも熱唱。素性がわからん男子と朝まで熱唱。 夜の手癖、どいつも同じ。笑っちゃうくらいにどいつも同じ。」 これはね、一人で笑ってしまいました。 「夜の手癖って・・・(苦笑)」 みたいな感じですよ。 いろんな事が画一化されていく中で、本当にプライベートな部分、手癖=セックスまでもが画一化されていると思うから。 それは、アブノーマルと言われる世界でも、きっと同じ事が起こっていると思うし。 本当は、夜の手癖というものは、一番オリジナリティに溢れていなきゃいけないものだと思うのです。 そんなとこまで画一化されてしまうようじゃ、いけませんね。 オリジナリティとオリジナリティがぶつかった時に、一種の化学反応として、 お互いの中に、何かしらの変化が生じると思うのです。 そして、それがまた、個人個人のオリジナリティーに変化していく。 それだからこそ、他人と交わる(精神的な意味も含めて)事が、楽しいのだと思います。 (オリジナリティ=個性と呼べるかもしれません。) 「自問自答」については、もう何も言えません。 きっと、彼の頭の中の思考を、言葉に変換すると、こういう物になるんだと思います。 本当に、これは彼の頭の中をそのまんま見せている感じだと思うのです。 このアルバム全てが、彼の頭の中なんです。 「マルコヴィッチの穴」なんですよ。このアルバムは。 (上記のマルコヴィッチの穴というのは映画です。観たら、あ〜なるほどって思うと思うので、観てみてください。)
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一曲目、「fender telecaster」から、もうブッ飛んでしまいます。固いスネア、向井秀徳のファルセット、イコライジングされたギター、ダブルテレキャス。ナンバーガールのファンからすれば、バンドというより向井秀徳という1人の人間の脳内風景を、伝達するためにメンバーが集められ、演奏しているという感がある「ZAZENBOYS」のファーストアルバム「ZAZENBOYS」が最高である。 レッド・ツェッペリン風の「USODARAKE」、ドラムとギターがジャズっぽい絡みを聴かせる長尺のナンバー「開戦前夜」、ポストパンク風のギターと、ドラムンベースっぽい感じがカッコイイ「SI・GE・KI」、そして、アルバムの最後を飾る日常生活をリアルに描写したヒップ・ホップナンバー「自問自答」。その全てが完全にオリジナル。オリジナル過ぎて、引いてしまう人もいるかもしれないが、「カッコイイ!」と人を揺さぶるだけが、ロックなのではなく「最高!!」と、揺さぶることがどれだけ聴き手に肉体的な感動をもたらすかということを、向井秀徳は解っている。 というわけで、このアルバムを聴いて思うのは、金持ちのボンボンには決してこの音楽の素晴らしさは解らないということである。 そして、独り暮らしをする大学生の「深夜のサウンドトラック」である。
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| GANG OF FOURとTHE POP GROUP、この二つがあれば去年の破綻系ニューウェーブリヴァイヴァル・ポストコアの新人バンドの大半は不必要だったわけですが、そんな生ぬるさにをよそに日本ではこのZAZEN BOYSです。向井氏は昨今のDC連中が好きなのか、知っててスルーしてるのか、知らないのか、わかりませんが、特にHOOVER派生組あたりと比べてもなかなかユニークなことをやっていると思います。 以前向井氏のウェブ日記を拝見したことがあって、彼は本当に貪欲に色んな音楽を、それも深いところまで聴き漁って(少なくともその時は)、自身の戦略的な曲作りにフィードバックさせる努力家であることがわかって安心しました。思えばNUMBER GIRLのときも、エモに入りそうで入らない、独特の立ち位置を持っていたものですが、このZAZEN BOYSではよりリズム・オリエンテッドに向かう世間の風潮に賛同しながら、その源泉に造詣を深め、鍛え上げた知識力とセンスでオリジナルなグルーヴを意識的に確保し、また楽しんでいるように見受けられました。天然でロックできる体に育つことが滅多にないという日本人生来のハンデを克服して、ロックの歴史を全部等価なジャンクパーツにバラしてこんな風に遊ぶ人がいると、海外の重要な人々と並び評されてもいいものを作ってきたと思います。 ただ、多様性に富み過ぎたこの作品から、またNUBMER GIRLから受け継いだものと受け継がなかったものを並べて見渡しても、これしか出て来んのだ、これをいくら愛しても愛しきれんのだという向井氏の本性というか素直な部分はどこなんだろうという疑問が残るのも事実。何々っぽい音とかではなくロッキンであること、(広義に)イカすグルーヴがあることがそれってことなんでしょうか。ヴォーカルのユニークさは言うまでもなく群を抜いているし、どこをとっても向井印を明確に感じ取ることは出来るのですが、エキサイティングな試みにいちいち成功してて常に凄いんだけどどこか個人的なものとして愛しにくいBJORKみたいな物足りなさを、私としては感じてしまいました。歳とって彼のキャリアが延びれば勝手に納得がいくものなのかも知れませんが。もしそうなら、この愛せなさは彼が真に最前線の音を作っていることの象徴にして私の天の邪鬼のせいなのかも。 シノゴノ考えなくても、考えるなら考えるなりに、非常に楽しいアルバムだと思います。日本でこれが産み落とされた事実はなかなか誇らしいですよね。
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