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| 人間、血が全部赤いって誰が決めたんですか? ああ、昔のどっかの偉いお医者様が決めたんですね。 常識問題で言えば間違いなく血は全部赤いんですね。 大人の皆さんはそれで納得して過ごすわけですね。 でも、僕の中には青い青い青い血が流れてるって僕は信じてる。 でも、するってえと僕はバカですか? 世間をナメたガキですか? それともナメック星人ですか? どうだっていいや。 じゃあお医者様方よ。 ブルーハーツを聴くと、僕の青すぎる血が騒ぐのはなんでですか? 手首を切ったら、そこから涙が出てきたのはなんでですか? 頭をぶつけてもヘラヘラ笑いたくなるのは、 僕がバカだからですか? 音楽への説明だとか、パンクの定義だとか、 世界がわけわかんねえまま信じてる常識だとか、 そういうものが全部バカらしくなるほど、 ブルーハーツは青く青く僕の体に広がる。 大人になるごとに青い血は赤くなるけれど、 このCDがあればそれもない。 血が赤くなると、世界ってヤツはつまらなくなる。 このCDがあればそれもない。 甲本ヒロトが目ン玉開いて歌ってる。 青い血がハネている。 じゃあ僕はナメック星人ですね。
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出会いはいきなり彼らのライブなんである。確かデビュー直前のプレ・ツアーだったと思う。その一環として彼らは札幌のライブハウスにもやってきた。デビュー前からのファンには全く申し訳ないが、彼らが目当てだったわけでないばかりかその存在すら知らなかった。実は地元の入れ上げていたバンドがその前座に出るというので”ついでに”観ていこうと思っただけというのがホントの話。 私は、そのライブでその前座のバンドを観るためだけに最前列にいた。前座の演奏が終わってもオーディエンスのあまりの人数に後方へ下がることが出来ず、そのまま”仕方なく”最前列に残る事を余儀無くされた。つまんなかったらサイアク〜・・・と心でぼやきながらも未知のバンドの出現を待つ。そしていよいよ演奏が始まる・・・。 ・・・・!!!!! どのくらい時間が経っていたのだろう?正気に戻ったのは・・・。それまで私は頭を真っ白にして既存のファンと全く同じテンションで飛び跳ねていたのだ。観た瞬間、聴いた瞬間、既に私は彼らのファンになっていたのだ。目は(多分)輝き、口元はだらしなく綻び、拳を振り上げ、一度も聴いた事のない曲に合わせて躍動していた。それはそれは、たまらなく楽しい時間だった。 ・・・と、何か頻繁にメンバーに業務連絡が入る。下の階から苦情が来ていると言う。現在はもうないが、そのライブハウスは雑居ビルの中の5階に所在し、その下の階にディスコがあって、私達が飛び跳ねている震動でかなり揺れていて被害がある模様。危ないからやめてくれと言ってきているらしい。 「面白れぇ!壊せ壊せ!!」 ヒロト始め、さらに激しく飛び跳ねるメンバーとファン達。 その後、ほんとに物が壊れただの再三苦情の嵐。そしてついに 「けが人が出るからやめてくれ!死人が出たらどうする?!」 と、最後通告を渡される。 「ロックで人が死んだら・・・やるせないなぁ・・・。」 ヒロトのせつない呟きに一同がシン・・・と静まり返る。 やがて、苦悩に満ちた表情で彼は叫ぶ。 「みんな!すまねぇ・・・!・・・座ってくれ!!!」 ・・・心は一つになった。 もちろん不満はある。ヒロト自身にとっても不本意の選択だということが痛いほど分かる。飛び跳ねて踊ってこの瞬間をみんなで楽しみたい!しかし、それで不幸になる人間がいるとしたなら全く以って本末転倒だ。ロックは、パンクは、自身の破壊と創造ではあっても、他人に危害を加えることではない筈だ・・・。葛藤の末、ヒロトは結論を出し、オーディエンスに頭を下げた。私達は真摯な心でその結論を受け入れる。 全員が地べたに体育座りをした。 「ありがとう!絶対絶対ここにいるみんなに埋め合わせすっから!絶対今度こそ暴れられる会場にみんな招待するから!!!」 事実、彼は約束を守ってくれてもっと大きな(飛び跳ねても苦情が出ない)ホールでのコンサートを実現してくれた。 いや、この時点で約束なんてどうでも良かった。初めて観たライブだったにも関わらず、ファンと同じように(もうこの時点でファンだったが)楽しみ飛び跳ね、ヒロトの内面の真摯さに触れ、心の繋がりを感じ、なにかくすぐったいような感覚で地べたに座り込んだ事。ブルーハーツのような激しいパンクバンドのライブで体育座りで和やかに演奏に耳を傾けるといった滅多に無いであろう貴重な体験を出来た事、今、思い返してみてもなんだか可笑しくて微笑ましくて、暖かな気分になる。 座ったままのライブでも最後まで楽しく、満足感のある素晴らしいライブだった。 ブルーハーツはずっとずっと、今でも大好きだ。パンクをやる人の強さと優しさを教えてくれたヒロトが今でも大好きだ。 彼らの心を受け継いで、いつでも精神はパンクであり続けたいと思う。 私はこの日のライブとそこでの貴重な体験を一生忘れる事はないだろう。
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| 僕にとって、もし、この音楽との出会いがなければ、 今の自分はなかったと思う。 そんで、それ以外の自分ってのが、今では想像すらできない。 THE BLUE HEARTS。この人達の音楽にはじめて触れたのは たぶん小学校3年くらいの時。テレビでTRAIN-TRAINかなんかを歌ってた。 金髪の変な人が変な動きで目ん玉ひんむいて暴れまわってた。 子供心にも、これは子供が見ちゃいけない種類の番組だ、 と目をそむけたのを覚えてる。 でも、こん時に僕の胸にちっちゃなトゲみたいなのんが 刺さったんだと思う。 ちなみに僕はまったく音楽に興味がないチビッコ生活だった。 ずっと映画が好きだったので、BACK TO THE FUTUREのサントラが、 唯一、僕の中のロックだった。中2のあの日までは。 ある日、我が家にもCDプレイヤーなるモノが登場し、 レンタルビデオ店ではCDレンタルが始まって、 なんとなく、ホントなんとなくに何か借りてみようかと思って、店に行った。 そんでも、まったくと言っていいほど何にも知らない僕は困った。 で、目に入ってきたのが、ブルーハーツのCD。 あ、これ知ってる。小3の時のおぼろげな記憶が甦り、 もう中学生だし、聴いてもいいかも。って思って借りたんだ。 それから次の週にはサッカー部も辞めて、 すぐにエレキギターを買いに行ったと思う。 嬉しいとか、悲しいとか、痛いとか以外で、泣いたのは初めてだった。 なんかわからん、あとからあとから涙が止まらなくて、 ヘッドフォンの中から、大丈夫、お前は大丈夫って言われてるみたいで、 モノスゴイ興奮してるんだけど、モノスゴイ安堵感が僕の中で同居してた。 それは例えるなら母親から生まれてきた時以来の衝撃とでも言いますか。 つまりは、そこでもう一回僕は生まれたっちゅうか、 ある意味、自我が目覚めたっちゅうか。オギャ−。 なんか、それまでただ息してるだけの中坊だった僕の中から 色んな気持ちが溢れ出て来て、どうにもこうにも 押さえられんかったんよね。 それを吐き出す手段として、エレキギターを手にしたんだと思う。 あれから10年、あの時の興奮と熱狂が忘れられなくて、 ギター弾いてますが、10年前の自分が今の僕を見たらなんて言うのかねぇ。 ダッセーとか言われたらどないしよ。いや、言わせないよ。 今年は僕らガロンにとって勝負の年なので、 初心に帰ってみました。いつまでも心は青くいたいもんです。 junaida
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