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| ヒット曲「ダイナマイト」「セロリ」を含む97年のアルバム。 佳曲揃いの濃い1枚で、今聴くと、なんだか97年ごろの空気感もぎゅっと詰め込まれているように感じます。 Nile RodgersやドラムのNarada Micheal Waldenなど、海外陣も従来の旧譜に続いてゴージャスに盛り上げていますが、日本の作家陣がいちだんとバラエティに富み、彼らのまた違った魅力を引き出していると感じます。 特にいいなあ〜と思ったのは、スガシカオ作の「ココニイルコト」。ギターとperc(コンガorボンゴ)のみというシンプルなバッキングに5人の熱唱が冴えわたる1曲。洒落たサウンド、じっくり味わいたくなる、ぐっとくる名曲。 「Hi−Fi」もこのアルバムの中のオススメ曲。あいかわらずかっこいいホーンセクションはもちろん、サビのメロディにはヤラレました。途中4beatになるところもツボ。 5人のソロ曲もバラエティに富んでいてどれも好きです。 特にすごいっ!と思ったのは草なぎ剛のソロ「愛がないと疲れる」。 本当は5人で歌う候補曲だったけれど、他メンバーはあまり好きじゃなくてボツになったのを剛くんが気に入ってソロにした、と何かで読みました。 確かにあまり力強くはなく、歌詞自体なんだか弱々しい男性が主人公。 剛くんの線の細くて甘い、それでいて芯の通った声との相乗効果なのか、じっくり聴くとジワジワきます。悲痛な心の叫びのようなものが感じられ、心の琴線に触れる切ない曲です。 やっぱりSMAPのアルバムには、日常の小さなエピソードを織り込んで共感を呼ぶ歌が入っていてほしいな〜、と思うので、これはまさにツボでした。 忌野清志郎作の「弱い僕だから」をソロで歌うのは木村拓哉。ストレートで文句なしにかっこいいラブソング。切々と歌い上げてていい感じです。 ソロアルバム「WATANABABY SESSION」で名曲「坂道」を清志郎さんと共作したワタナベイビー(ex.ホフディラン)にも似合いそうな歌だな〜、なんて思いつつ聴きました。 香取慎吾と中居正広は共に自作の詞でラップを取り入れた曲。笑いのエッセンスたっぷりな中にポジティブな人生観が織り込まれていて、2曲とも共通したものを感じます。曲順が続いているし、聴き較べてみるのも面白いかも。 フィッシュマンズの佐藤伸治作の「それはただの気分さ」を歌うのは稲垣吾郎。 フィッシュマンズは、周囲に好きな人が多いし、とにかくすごくいいよっ!と聞いているので、じっくり聴いてみようと思いつつも、スロウよりアップテンポを好むためか聴かないままに何年も過ぎてしまっていました。今回、SMAPの旧譜をじっくり聴くようになってこの曲に出会い、佐藤さんの創り出す独特のサウンド、限りなく透明で心が浄化されるような・・・静謐で深遠で、多くを語らない分想像が広がるような世界に心惹かれました。これを機に、フィッシュマンズじっくり聴いてみるつもりです。(ちなみにこの曲はフィッシュマンズのアルバムにも収録。) 何度聴いても新鮮な発見がある1枚です。
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