tatsuがレコメンドする一枚
久々にウェイン・ショーター(ts,ss)がアコースティックのカルテットを組んだもので、他のメンバーはダニーロ・ペレス(p)、ジョン・パティトゥッチ(b)、前回紹介したブライアン・ブレイド(ds)。ウェイン・ショーターは、多分、現在も活躍しているジャズサックスプレイヤーのなかで一番のカリスマというか、マイルス・デイビスのバンドやウェザー・リポートのメンバーとしてなど、歴史と経験の深いプレイヤーです。他の三人は30歳前後の同年代で、それぞれが変幻自在なことをしつつも、ウェイン・ショーターがガンと上にいる。僕にとってはいまのところ、最高のドリームチームです。
以前、ブライアン・ブレイドが叩いている姿をテレビでチラッと見て、それで惚れこんでしまった。そこで演奏しているのがウェイン・ショーター・カルテットだと知って、それならちゃんと聴いてみたいと思ったんです。で、そのカルテットはレギュラーで活動していて音源が出ているということを調べてアルバムを手に入れました。あらためて聴いてみると、やっぱりすごい演奏でした。そしてついに先日、ライブを見にいきまして、非常に幸せな日々を送っていました(笑)。
で、そのライブなんですけれど、ステージ上で何が行われているかよくわからない。演奏している曲は、スタンダードというと語弊があるかもしれないですが、ウェイン・ショーターの曲だったりするんですけど、ライブではそれらを一回めちゃくちゃにバラしてから再構築しているような感じでした。若手が好き勝手にやっていて、そのせめぎあいが混沌としている。それでいてフリーではなく、音楽的にはきちんと構築されている。というのが瞬間瞬間で行われているから、見ているほうとしては、どこで曲が始まりどこで終わったのかわからない。どこで拍手をしたらいいかもよくわからない(笑)。それを非常に高いクオリティで演奏し続け、観客を飽きさせないんですよね。
ソロアルバムでは、ブライアン・ブレイド(ds)しか紹介していないですけど、ダニーロ・ペレス(p)、ジョン・パティトゥッチ(b)も、それぞれ素晴らしいプレイヤーです。ハイレベルのプレイヤーがやりあって、なおかつそれをまとめていくのがウェイン・ショーター。繰り返してしまうけれど、そういう意味でまさにドリームチーム。誰も遠慮していないけれど誰も威張っていない、かといって馴れ合いではない。緊張感もあるんだけれどすごくリラックスしている。不思議な音楽・・・・・・。若手三人にとっては、本当に至福のカルテットでしょうね。そこでプレイできて幸せ。なおかつそれが評価されているんですから。
- Brian Blade Fellowship / Brian Blade
- 「以前、ブライアン・ブレイドが叩いている姿をテレビでチラッと見て、それで惚れこんでしまった。」
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