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ストックホルム・シンドローム / Backyard Babies
2004.1.28 BVCP-21364 ¥ 2,548 (税込) CD
エヴリバディ・レディ?! / アーン・ザ・クラウン / ア・ソング・フォー・ザ・アウトキャスト / マイナス・セルシアス / ピッグ・フォー・スワイン / ワン・サウンド / セイ・ホエン / イヤー・バイ・イヤー / フレンズ / ビー・マイセルフ・アンド・アイ / ユー・テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー・ユー・ライ / プリーズ!プリーズ!プリーズ!(ボーナス・トラック) / ビッグ・バッド・ウルフ(ボーナス・トラック) 


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 今朝も某DJイベントで踊りまくって来たのです。ハノイ、ガンズ、モトリー、ファスター、ストーンズ、キッス...これらの音は、かつて親戚のおばちゃん相手にでさえ、きちんと挨拶できないほど照れ屋の子供だった私の背中を、先のとがったブーツで勢いよく蹴飛ばしてフロアーに押し出してくれます。“恥ずかしい”よりも“好き!”が勝つ瞬間に私は何かから確実に解放されてROCKの威力をまたもや身をもって知るんだなー。

 この私の“好き”と、そーとーだぶる“好き”を持つバンドがバックヤード・ベイビーズです。スウェーデン出身のこのバンドのNEWアルバムが凄い! というわけでさっそくご紹介させていただきまーす。

 音のことに触れる前にまず私が心をわしづかみにされたワンシーンからご紹介。買ってきたばかりのCD、ワクワクしてジャケットを開く、と、ある写真が。そこには両腕に入れ墨だらけのメンバーが4人、横一列に白いデッキチェアみたいなのに座って、全員が並んでジャックダニエルの瓶を仰向けにグビーッっと飲んでます。うわぁ、何だ、これ! くっだらねえー! バッカらしー! おっかしー! といいながら思わず顔が満面の笑みになってしまうのは何ででしょう?! そう、こういうセンスが完全に私の“ツボ”なんだなー。ロックンロールには、かっこよさと紙一重のバカっぽさというか毒の効いたギャグセンスが必要なんだなー。人をおちょくってる感じって言うのかな。いっぇい!!! この時点で、そーとー期待大! 

 そしていよいよ1曲目。またですよ、うわぁ、何だよ、これ! 音ゴツイ、ザラザラしてる、ガンガン行ってる、リフ格好いい、あげく歌詞は連呼される「エヴリバディ・レディ?」だよ!!! もちろんっす、準備OKっす! もうこんなもん流れた日にゃー、湯飲みもミカンも蹴飛ばして思わずコタツの上にでも躍り出たくなっちまいますがな。他にも血湧き肉躍る骨のぶっといロックンロールがボーナストラックも入れて13曲。

 そのなかでも目玉が9曲目の“フレンズ”って曲。これは何年もの間ツアーにDATレコーダーを持って歩いて、友人や歌ってほしい色んなゲストに参加してもらった曲なんだって。その人数総勢30名。マイケルモンローやヘラコプターズやL7、そして2001年に亡くなったジョーイ・ラモーンにとっては本当の意味での遺作になったらしい。ワンフレーズづつ色んな声が出てきて、サビはみんなでコーラス。“フレンズ”っていうタイトルと併せても聴いてるだけで胸がグッとくる、まさに名曲です。

 というわけで、冒頭で私が挙げたようなバンドが好きな輩を始め、ロックンロールって何じゃらほい? という初心者にもこのアルバムはまさにオススメ。古いもんから新しいものまで、そして時にはちょっとハードロックやL.A.メタルまで混入された我らが世代のロッカーが音楽をやり続けた上でたどり着いた「今」のロックンロールが存分に味わえます。そしてバンドが活動していく中で身に絡みついた余計なものをさっぱりとそぎ落とした瞬間に“骨”から発せられる情熱は、もちろん聞き手の背骨にも響いてくるもんなんだねん。 バックヤード・ベイビーズ曰く「このアルバムが気に入らないヤツはロックン・ロールが嫌いなんだ」ってさ。おおっ、言うねー、言い切るねー。そこまで胸を張って発表されたこのアルバム。はい、聴かせてもらった私も全くの同感であります! 3月に来日も決まってるし、興味を持ってくれた方はまずこのアルバム聴いて、LIVE会場である渋谷O-EASTなどのフロアーに、背中を押されるがままに身を任せて、私と一緒に躍り出ましょうー!


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2004/2/27 中山加奈子
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