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作詞家、伊藤緑です。大塚愛の「さくらんぼ」を紹介します。2月とは思えない暖かさと思ったら3月にはいったとたん雪が降った東京。いったい、どうなってんの? ってことで、今日取り上げるのは、大塚愛の「さくらんぽ」。デビューシングル「桃ノ花ビラ」も紹介したかったのだけど、タイミングを逃し見送りました。だから、今回は、嬉しい! ■この「さくらんぼ」は黄色ではないのだ タイトルに「さくらんぼ」がはいっている有名な曲といえば、スリー・キャッツが歌った「黄色いさくらんぼ」。そうそう、「♪若い娘は ウフン お色気ありそうで ウフン♪」っていう、お色気いっぱいの曲だ。懐かしい〜っ! でも、こちらは黄色じゃなくてちゃんと赤というか、もしかしたらピンクかも〜という正統派「さくらんぼ」です。そして、お色気じゃなくて、とってもキュートな恋心がつまっている。 笑顔咲ク 君とつながってたい 愛し合う2人 幸せの空 隣どおし あなたとあたし さくらんぼ この歌詞で分かるように、ここに登場するさくらんぼは、2つセットになっていて、その2つがあなたとあたし。CDジャケットは2種類あるようだが、ひとつ方は本人が双子のさくらんぼをくわえている。なんか、この書き方だとエッチな感じがするけど、実際に見ていただければ分かるけど、健康的なんだよね。それが彼女の魅力なのかもしれない。 ポップな曲感はハッピーな気分を引き出してくれる。日曜の晴れた日に、つい口ずさみたくなる感じ。でも、じっくり聞いていると、単なるハッピーっていうより、奥からこみ上げてきて、楽しかった日々や出来事を思い出して、つい笑っちゃったりしそうなメロディ。この温かさ満載のハッピーソングで、その感覚を味わって欲しい。 ■単なる憧れじゃないね 声を聞いていると10代かなと思ってしまうほど、可愛い声なんだけど、実際には21歳の女性。そして、シンガーソングライター。デビュー曲「桃ノ花ビラ」は自身の体験を元にしているとか。かなり“キュン”となる歌詞だった。そういえば桃に続いて今度はさくらなんだ。いずれにしてもイメージはピンクだな。作家表記は「愛」としている。 もらったものは そう愛を感じ あげたものは もちろん 全力の愛です やっぱいいもんだよね 共同作業 罰ゲーム この部分に描かれている愛は、恋とは違うしっかりとした「愛」だ。愛は、お互いにリスペクトできるかどうかが、とても大事だと思っているのだけど、そこがちゃんと書かれている。もらったものとあげたもの。片方からだけじゃなく相互の関係があってこそ、繋がった愛なんだよね。そして、「全力の愛」ですよ。この言葉は、力強い! 単なる憧れでなく、地に足がついた感が伝わってくる。 「共同作業 罰ゲーム」という表現は、彼女らしい表現。これまでの歴史(この歌詞では2年付き合ってる二人)を共同作業とし、喧嘩を罰ゲームにしているのかな? 他の女の子に目移りしてなんて事で彼女が与えた罰ゲームもあったりして(かなり想像)。しかし、きっとこの歌詞にも、彼女自身の経験が生きているんだろうね。そうであれば、いい恋愛をしてますね。名前通りだ! 大塚愛。
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