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| Recommend!! | ||
| 前作がヒットしたオーストラリア出身のバンド、VINESの2NDアルバム。メ ディアでは賛否両論、というより酷評が目立つ。僕は最高のポップロックア ルバムだと思うんだけどな。 僕は、「I AM SAM」のサントラに入っていたビートルズのカバー(I’m only sleeping)を聴いてこのバンドを好きになったんだが、その路線を更に推し 進めた感じに仕上がっている。このバンドの魅力は、中期ビートルズを彷 彿させるLSDっぽい浮遊感にあると思う。前作は激しい曲とバラード曲の 出来に差がありすぎ、せっかくのメロディーが強調されなかった。今回は 激しい曲にもラリッた浮遊メロディーがしっかり生きている。バンドは1ST アルバムの成功でかなり混乱したようだが、その中で自分達の良さとい うものをなんとか再確認することが出来たようだ。ニルヴァーナがどうのこ うのって言われることが多いが、ロック的激しさはプロデュースされた際に 付加された要素だと思う。 音作りは相変わらずオーバープロデュースな感じだ。非常に精巧な音で、 ポップ。耳なじみは非常に良いんだが、ロック的な演奏ではない。だから このバンドは激しい曲に違和感があるんだよな。 曲は粒ぞろいだ。特に(4)(6)(8)(9)(10)は名曲だ。このバンドのソングライター は、本質的にレノンなメロディーを書ける、稀有な人間だと思う。オアシス の「リトル・ジェイムス」あたりの5倍は良い。リアムは歯軋りしながらこの アルバムを聴くんじゃないか。 前作ほどの成功は収められないだろうが、20年後ぐらいに、ポップアルバ ムの隠れた名盤として再評価されそうな感じ。正直既に「終わった」感じが アルバムにあるんだよ。新作を聴いてる感じがしないんだ。アルバムの 最後のほうの雰囲気が、アビーロードの最後のメドレー並にクラシカルで、 終わっている雰囲気に拍車をかけている。久しぶりにこういうメロディーを 聴いた感じがする。「SUN CHILD」が素晴らしすぎる。
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| あるイベントに参加するため沖縄に行ったとき、帰りの飛行機の座席のラジオチューナーからイヤホンを通して流れてきたある曲。その当時 THE HIVES とかを聴きまくり、一人ガレージロックブーム(苦笑)だった僕の心にヒットし、「誰だこの曲!?」 と思ったので、MCが言うバンド名を必死こいて聞き取った。 「はい、……ま流した曲は……オースト……アのバンド、ザ・……インズで、(RIDE) でした〜」 ちょうど飛行機の音がうるさくて聞き取れたのはこんな感じ。肝心のバンド名のところはザ・パインズに聞こえ、 「パインズってダセえバンド名だなあ」 とか思ってた(笑) その後レコード屋に走って、パインズ、もしくはそれに似た名前(パインズってのが信じられなかったので)のバンドのCDを探して見つけたCD。ヴァインズじゃん(笑) そんな感じで買ったはいいけど、一人ガレージロックブームだった僕は 「RIDE」 ばっか聴いてて、他の曲をロクに聴かず、その一人ブームが過ぎるともういいやって言ってこのアルバムを棚の奥深くに封印したわけです。 んでしばらくたった後、CDを整理しているときにこれを発掘。 「久しぶりに聴いてみるかぁ」 と聴いてみたらとても驚いた。このアルバム、シングル曲にもなった 「RIDE」 が売りのアルバムじゃない!って。それどころか、たぶんロックンロール・バンドとして売り出されたくせに激しい曲がよくねえ!って。このアルバム、 「RIDE」 のような主役ではなく、それ以上に輝きを放つ名脇役たちのアルバムだ!って。 ニルヴァーナ・ミーツ・ビートルズってキャッチで売りに出された彼らだが、ニルヴァーナ寄りな曲、 「RIDE」 や 「ANIMAL MACHINE」 はあんまよくないんだよね。けど、ビートルズ寄りの曲が素晴らしすぎる。 「AUTUMN SHADE 2」 、 「WINNING DAYS」 、 「SUN CHILD」 を聴いていると 「この人たち、なんでロックやってんだろ?純粋にポップ路線を極めにいけば素晴らしいバンドになるんじゃ」 って思ってしまう。とくに 「WINNING DAYS」 、 「SUN CHILD」 の2曲は勇気付けられる前向きな歌詞も良い。 「立ち上がって外へ出ろ そうすれば心も楽になるから 立ち上がれ、隠れるな」 (WINNING DAYS) 「そんなことで落ち込むんじゃない そんなのは俺達らしくない」 (SUN CHILD) このアルバムは色んな人からけちょんけちょんに言われちゃってるCD。実際、僕もそう思った。けどよく聴けば、上の2曲のようにちゃんと残されるべき名曲が含まれているアルバムだった。もうちょっと良い曲と悪い曲の落差が無ければ名盤になっていただろうなあとしみじみ感じる一枚。
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