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尾崎豊。多くの神話を残してこの世を去ってしまったアーティスト。生きていれば、今年(2005年)、彼は40歳となるはずだった。しかし、正直、40歳になる彼を想像することが私には難しい。そう考えると、まるで、彼は自分が生きるべき時間を知っていたかのようだ。そして、去っていったように思える。 そんな彼の楽曲を2004年、プロデューサーである須藤氏が「TRIBUTE」という言葉を使ってアルバム化した。CDは2枚に分かれ、メジャーアーティストが並ぶ「BLUE」と、インディーズそして、一般公募からの選ばれた人が並ぶ「GREEN」で構成される。2枚の違いのひとつは視点かもしれない。 「BLUE」は、Coccoが歌う「ダンスホール」で始まる。彼女は自身の曲を歌うより、淡々と歌っている、そんな印象を受けた。彼女の歌に限らず、「BLUE」は、尾崎豊というアーティストのダークな部分が、いい意味で浄化された仕上がりになっている。彼の声で聴いてしまうと、瞬間で当時(私の場合は学生時代)に持っていかれるけど、このアルバムで聴けば、今に居ながら、彼の曲を味わうことができる。青春と密着しているせいで、冷静になれない時は、このアルバムで彼に近づいてみたいと思う。
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