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These Are The Vistas / The Bad Plus
2003.5.21 SICP-361 ¥ 2,520 (税込) CD
ビッグ・イーター / トラック野郎に捧ぐ / スメルズ・ライク・ティーン・スピリット / エヴリ・ホエア・ユー・ターン / 1972ブロンズ・メダリスト / ギルティ / Boo-Wah / フリム / ハート・オブ・グラス / サイレンス・イズ・ザ・クエスチョン / ホワット・ラヴ・イズ・ディス 


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前回まで紹介した三枚は、ジャズの流れの中でいろいろなことをやって出てきた感じのアルバム(ミュージシャン)だったけど、バッド・プラスはぜんぜん違うことろから出てきたみたいで、ロックバンドっぽい感じです。ジャケ写もそれっぽい。僕は、レコード店のレコメンド文を読んで、なんか引っかかって買ったんです。

ピアノとベースとドラムのトリオで、ニルヴァーナやブロンディのカヴァーをやったり、ドラムンベースみたいなことも音響楽曲みたいなものも入っている。でも、ぜんぜん企画倒れな感じはなくてカッコいい。僕はもともと、ラウンジ・リザーズなど、ああいうフェイクジャズとかパンクジャズとか言われたものがすごく好きで、ザ・ポップグループ、リップ・リグ&ザ・パニック、そういう流れの中で僕はバッド・プラスを聴いています。ちゃんとしたジャズをやるべき人(できる人)がつくったんだと思うけれど、なんと言うか胡散臭さというか猥雑さがあって、すごく好きなんです。多分ジャムバンドとかの流れでも括れるんだと思うんですけど、わりとその日その場の勢いで演奏してしまいそうな。ライブはやたらと盛り上がるでしょうね。

僕はインタープレイみたいなものがやっぱり好きで、そのインタープレイが崩れる直前、音楽が崩れちゃう直前の音楽、それがキーワード。その「崩れる直前」というのは、はじけて外へ向かう感じではなく、なにか繊細なものが崩れ落ちるぎりぎりのバランスみたいなものなんです。そういう感覚を持ったミュージシャンのライブとかアルバムはおもしろいですね。最近は、ジャズというかジャズ周辺のものばかりなんですが、それらを並べて聴いても飽きない。たぶんそれは、僕のなかで自然と「崩れる直前」の音楽を嗅ぎ分けているからなのかなとも思います。

バッド・ブラスの音楽は、リミックスと同じ感覚なんじゃないかと思うんです。リミックスの発想って、リアルタイムでどんどん曲をアレンジしてリミックスして、解釈を変えて構築していくようなもの。その解釈がすごくおもしろい。ぱっと見は普通のピアノトリオなんだけど、やることがめちゃくちゃで(笑)。ライブを見てみたいですね。


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2004/4/30 LA-PPISCH
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