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ファインディング・ニモ /
2004.6.18 VWDS-4874 ¥ 2,940 (税込) DVD
【DISC-1】本編ディスク(未公開シーンあり) / 【DISC-2】 特典ディスク / イントダクション / 素晴らしきサンゴ礁 / ニックナック:オーディオコメンタリー / エイ先生のおさかな図鑑 / ゲーム“シルエット・クイズ” / ストーリータイム / メイキング・オブ「ファインディング・ニモ」 / バーチャル水族館 


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ファイティングじゃないよ、ファインディングだよ!

ディズニー映画「ファインディング・ニモ」のことが話題に出ると、10人に7人くらいは、この突っ込みをしなくちゃいけなくなるのだけど、映画を見ると分かるように、結局はファイティングしているので、これでも良いのかも。

ファイティングの過程で、ニモとニモのパパは、「楽しんで」ファイティングすることの大切さに気付いていく。どうしてそのことに気付くかというと、ファイティングで出会った友達が、そういうスタイルで生きていたり、そういうスタイルを褒めてくれるからだ。

アニメの良いところは、世界が広くて、たくさんのキャラクターが出てくるところだと思う。どんどん友達ができるところ。おかげで、主人公は、どんどん成長していく。

人間の生活だって、そういうものだ。友達ができて、ちょっとした変化がある。変化は楽しいから、友達は、一人より、三人いた方が良い。

すごく親密である必要はなくて、ずっと続かなくちゃいけないってこともなくて、ただ、その瞬間だけの友達でも良いから、一人より三人いた方が良い。もちろん、すごく親密になれたら嬉しいし、ずっと続いたら最高だ。

ニモは、最初の頃は友達が寄ってきてくれて仲良くなっていたけど、最後は自分から友達を作ろうとしていた。その単純な成長に、ぐっとくる。

私達の暮らしには、登場人物が足りていないと思う。

それから、色彩も足りてない。

CGで描かれた、海の色の多さには、うっとりしまくりだった。イソギンチャクの色、くらげの色、仲間の魚の色。海の中って、こんなに楽しい世界が広がってるんだろうか。泳ぎたいなー。よくもまあ、この一つの画面にこれだけの色を入れても、どぎつくならないよなぁ! 素晴らしい色彩センスと技術。す、すごい。

CGは現実に勝ってしまいそうになる。でも、CGは現実に勝とうとはしてないと思う。勝っちゃいけないことを知っていると思う。

だって、この映画は「もっとカラフルに、もっとたくさんのお友達のある暮らしを!」って思わせてくれて、なんだか前向きな気持ちにさせてくれたもの。現実的に、明るい気持ちになれたもの。

アニメにも負けない美しい現実を、巨大な網で捕まえにいこう。例えば、じゃあ、私は、明日ピンクの花柄のスカートを履いて会社に行ってやろうじゃないの。


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2004/7/25 鈴木 秀子
☆


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