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カーメン・マクレエ / Carmen McRae
1998.12.16 BVCJ-37005 ¥ 2,000 (税込) CD
ディア・ルビー(ルビー・マイ・ディア) / スティル・ウィー・ドリーム(アグリー・ビューティー) / イッツ・マジック / デディケイテッド・トゥ・ユー / プア・バタフライ / ミスティ / テンダリー / ドント・エクスプレイン / ラヴァー・マン / アイム・プリング・スルー / マイ・オールド・フレーム / イフ・ユー・ワー・マイン〜イッツ・ライク・リーチング・フォー・ザ・ムーン 


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カーカーカーカーカーカーカーカーカーカーカーカーメン、
あらら、カーメン・マクレエのアルバムが出て来たワ、
今回はこれをご紹介いたします。

わたしのCD棚の奥から出て来た、とってもジャズボーカルなアルバムですが、
たぶんわたしには、

「カーメン・マクレエってね、
まるで、気前が良くって賢くって情に厚い、
カラスのおばさんみたいな歌声だよ、カーカーカー♪」

というようなことしか書けない気がするので、
このアルバムを聴きながら、
思い出ばなしをしたいと思います。


昔々、
わたしはうたうのが好きな子供ではあったのですが、
学校に入ると、
音楽の授業ではト音記号が上手く書けずに、まず苛々してしまいました。

譜面というのはどれも白黒の模様で意地悪でしたし、
カスタネットは叩くのがバカみたいな上に耳がキンキンするし、
音楽準備室に並んでいたギターは、西日を浴びてホレボレするほど美しかったのに、
弾こうとすると指がつるしで、もうすっかりヤんなっちゃったのです。

「あ〜、凄く面倒な勉強が要るんだワ、
わたしは音楽家にはなれないだろう。」

と思ったのですが、
不思議なことに運命は、
わたしをうたうたいにする方向へと、ぐんぐん運んで行きました。

気がつくと約18才のわたしが、
暖かい祖母の家に遊びに来ていて、
退屈そうにテレビを見ていました。

あァなんか他のやってないかな、
とテレビ欄を見ようと新聞を広げると、
そこに、よくある広告が載っていました。

『懐かしのポップス大全集』とか、
『フォークソング大全集』とかの、アレです。

そのときは、
『ジャズ・スタンダード名曲大全集』が、
確か3万円くらいで宣伝されていましたので、

「あ、そうだわたし、うたうたいになるんだったワ!
これを全部聴いたら、立派な勉強になるんじゃないの!?」

と思いつきました。

英会話教材セットを買うような発想なのですが、
その頃アルバイトで少しはお金を持っていたわたしは、
3万円という大金を歌のために投資するだなんて、
震えるような誇りを抱きました。
何しろ怠け者なのですから、
勉強しようという決心だけで、ホレボレと「自分に乾杯!」だったのです。

そんなわけで大人になってから、
ジャズピアニストの佐山雅弘さんとライブが出来たのも、
アンチョクながらこの大全集のおかげでした。

最初の打ち合わせで、

「あ、佐山さん、わたしこの曲知ってます!
あ、コレもワリと知ってます!
たぶん歌えますよ!」

なんて言ってはしゃいでいました。
佐山さんは、

「なんだか有名ドコばっかりだね〜。」

と言っていました。

大全集の中に、カーメン・マクレエも入っていたので、
後に彼女だけのアルバムを見つけたときに、
懐かしくて買ったのだと思います。

わたしは予定通り、
立派な勉強が出来たかどうか?

今だ譜面は読めないし、楽器も弾けない、機械も苦手。
ジャズによってリズム感がついたとも言えず。
実際そういうことで困るコト多し。

それでもこうしてカーメンマクレエの歌を聴いていると、

「いいじゃない、
うたは気前良く行こうじゃないの!」

と、言われてる気がするのです。

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さねよしいさ子さんが紹介しましたアルバム『ラヴァー・マン』は、生産中止のため
「ラヴァー・マン」が収録されているアルバムを紹介させていただきます。(レコセル)


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2004/4/30 さねよしいさ子
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