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シングルも同時発売された11曲目の「The Rising Suns」は、ケミカル・ブラザーズの「Star Guitar」やアンダーワールドの「Two Months Off」といった良作に恵まれた2002年のような“今年もテクノの当たり年”を予感させるナンバーとして個人的にかなりヒットした。今後フロアの定番になりそう。 近年定番テクニックになっているグルーブ感を出してノリを良くする隠し味的なシャッフルの使い方ではなく、露骨にいきなり3連になったりするトリッキーなシーケンスが本作の醍醐味。特に、2曲目の「TBeisa」は沖縄民謡のエイサーを大胆に取り入れた注目作。知らずに聞いているとなんだか変な曲だが、意識して聴き始めるとたちまち虜になること請け合いだ。 耳に残る独特なベースライン、変な声ネタ、(サンレコ誌ではドラム音色は作り込んでいないとは言っていたが)手の込んだシンセ音などなど、シンプルでループ主体の楽曲構成だからこそ石野卓球の個性が光っていると言える。あなたがもし「つめ込み過ぎな音楽にはウンザリだけどそれでもやっぱりテクノは好きっていう」センシティブな感性の持ち主ならこのアルバムは要チェックです!(萌尽狼)
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