MAGUMIがレコメンドする1枚
レピッシュでイギリスに行ったときに、このアルバムのリリース(92年)を、向こうで大々的に宣伝していたんです。いろいろなところで看板を目にしたりして、気になってしかたがなかったので聴いてみたら、けっこう80年代を引きずっていて、いい感じだったんですよ。ティンバレスかなと思うような、すごく甲高いドラムが入っていたりと、ドラムの音が個性的で隙間を上手に使っているなと思いました。今でもよく聴いている一枚です。
基本的にはアヴァンギャルド・パンク、かな。なんて、僕がいま思い付いたんですけど(笑)。多分これがファースト・アルバムだと思うんだけど、次のアルバムも持っています。それはもっとハードな感じ。個人的にファーストのほうが好きなので今回こちらを紹介します。むちゃくちゃにヘヴィーというわけでもなくて、Ministry(LA-PPISCHのレピッシュvol.3で紹介)が少し軽くなった感じ。僕はそういう音、アヴァンギャルドな雰囲気というか、ニューウェーブの匂いが強いものが好きなんですね。珍しいもの好きの人は、Therapy?、結構 気に入るんじゃないかな。
このCD、今は中身(盤)が入っていないです。DJでよくかけていたんだけど、DJで使っていてなくしてしまうことが多くて、で、まったく同じものを買うのは悔しいので、アナログを買ったりします(笑)。DJ以外では、掃除中にもいいかもしれないですね。ホームパーティでもうけるかも。ずっとかけていると、引っかかるところがあるんじゃないかな。ある一曲に反応するというよりも、「音がおもしろいね」とか、「楽器がおもしろいね」という感じで。
このアルバムはイギリスで出会ったんだけど、今思い出してみても、当時のイギリスでもこの手の音はもう主流ではなかったと思う。でも、イギリスではいつも、古いものと新しいものが混在していて、いろいろなジャンルがなくならないような気がする。ロックにしても流行廃りがあまりないような。頑固な国だし、あれだけたくさんのクラブがあるからかな。音に関していうと80年代ぐらいまでは、これはイギリス、これはアメリカっていうのがわかりやすかった気がするんです。暗くて重い音だとイギリスかなと思ったり。そして、90年代ぐらいからはあまりわからなくなった。それだけ情報に差がなくなってきたということと、ミクスチャー化が進んでいるということだと思います。
- Ministry (Psalm 69) / MINISTRY
- 「むちゃくちゃにヘヴィーというわけでもなくて、Ministryが少し軽くなった感じ。」
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