MAGUMIがレコメンドする1枚
これは、渋谷のタワーレコードが移転する前、東急ハンズの向かいにあったとき、店でかかっていて「今かかっているのをください」って言って買ったんです。
ひとことで言うと、ポップですね。聴きやすくて踊りやすい、上質なポップソングという感じです。フランスの匂いがします。だって、フランス語で歌っているからね(笑)。でも、音はフランスっぽくないような気がする。86年のものだから、当時だと、ネグレス・ヴェルト(LA-PPISCHのレピッシュvol.5で紹介)やマノ・ネグラなんかが出始めたころだけど、その辺のムーヴメントともまったく違っている。誰が聴いても「いいね。これだれだか教えて」というような、そういうアルバムだと思います。ドサクサにまぎれて、DJでよくかけています。
僕は昔から、レコード屋でかかっていて気になったら、すぐに店員さんに聞くんですよ。でも最近は、そういう気になるようなものをあまりかけてくれなくなった。ヒット曲かどうかではなく、「おもしろいからかけてみよう」というのがなくなってきたんじゃないかな。だから、店員が書いているレコメンド文はよく読みますよ。「絶対にこれを聴いたほうがいい。損はしない」みたいなことが書いてあったら、迷わず買ってしまう。ただ、そこで期待度がかなり急上昇しているので、家に帰って聴いた後にがっかりすることもたまにある。「金返せ!」って(笑)。
僕は几帳面だといわれているA型なので、CDやレコードは、種類別に分けて収納しているんですよ。探すのが面倒くさいし、とにかく数が多いので、この辺はパンク、サントラ、ハードコア、80年代パンク、というようになんとなく分類しているんです。ビートルズやローリングストーンズは数が多いから専用棚へ。で、参考までにこのアルバムは、ちょっと系統は違うけれど、エヴリシング・バット・ザ・ガールやバーシアがあるところに入れてあります。もう今は数が増えすぎてしまって入れるところがなくて、だんだん山積みになっているんだけど、このアルバムは随分昔に買ったものだから、ちゃんと指定席があります。
- Mlah / Les Negresses Vertes
- 「ネグレス・ヴェルトやマノ・ネグラなんかが出始めたころだけど、その辺のムーヴメントともまったく違っている。」
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