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| Recommend!! | ||
| わたしはジェーン・カンピオン監督の、 『ピアノ・レッスン(The Piano)』という映画がいちばん好きです。 それでたまたまそのサントラを見つけたので、 時々これをかけて、美しい映画の場面を蘇らせています。 映画の中で、役者ホリーハンターが弾いたピアノを、 CDではマイケルナイマンが弾いています。 この物語には、 子供の頃にくちをきくことを止めてしまった業の深い主人公の女性が、 自分の分身のように思っているピアノを弾く、 という設定があります。 ですので、『そういう女性が作ったピアノ曲』、 を作曲し、 いろいろな編成編曲で繰り広げるのが、 作曲のマイケルナイマンのお仕事というわけなのです。 CDのブックレットの中に、 彼のことばも出ていました。 それを読んでわたしが驚いたのは、 作曲にあたって、映画の時代背景や、 関係しているお国柄の音楽性を研究したのみならず、 「主人公の女性はプロの作曲家ではありませんので、 そこに、ある種の『謙虚さ』が必要でした。」 と語っていることでした。 映画を盛り上げながらも、 『プロっぽくない作曲』まで目指したとは、 なんと正確に心をつくした、立派なお仕事でしょうか。 映画の好みは人それぞれですが、 わたしはこの映画が大好きなので、 作曲家もさぞかし、心のつくし甲斐があったろうなァ、 と思うのです。 心から「素晴らしい」「偉大だ」「貴い」「美しい」「これだ」「大賛成」 と思えるような作品を知って感動し、 わたしは理想を取り戻します。 そこに向かって、 自分も心をつくしたくなるのです。 ああいう映画の音楽を作りたいという意味ではないのですが、 心が、行きたい場所を求め出し、 とたんに祈り出すのです。 “どうかわたしが、 わたしの理想に見合う者になれますように。 あの美しさを感じることの出来たわたしの中に、 その美しさが存在しないはずがない、 いつかそれを持って、 ほんとうのお仕事が出来ますように。” まァ、こんなになってるうちは、 まだまだなんでしょうねぇ。 そんなわけで、マイケルナイマンのCD紹介を終わります。 というか映画が先にお勧めですよ。
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