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| クジラっていうバンド、というか曲を書いているクジラの中心人物である杉林恭雄さんは、私にとって日本の音楽界の中で、たぶん一番尊敬している人なんです。 1980年代後半くらいから知っていて、その頃、なんかすごい!と思って、なんとか話がしたくて、すごくがんばっていろんな人に頼んでいたら、対談をさせていただく機会に恵まれたんです。だけどやっぱりダメですね、尊敬する人を目の前にすると。すっごい緊張しちゃって、大した話ができなくて・・・。 この人はね、歌詞がすごくいいんですよ!“いい”という言葉では表現しきれない…。こういう境地にはどのようにしたら達することができるのかなぁ。「シンプルでいい!」という一番難しいコトなんですけど、あれこれ小道具を入れたり、いかしたフレーズを入れてみたりとか、そういうような邪念がないところで、曲を作るという、最も難しいところだけを追求している人っていう感じがして。それがまた全然一生懸命やってるように見えないところが、悔しいなぁ、どうしたらあーいう事ができるんだろうと、思わせる人なんです。 それから巡り巡って、私が、人が書いた歌を歌うっていう企画アルバムを出したことがあって、その時もぜひ杉林さんに書いていただきたいとお願いして、作っていただいた曲があるんですけど、やっぱりすごく好きで、今でもライブで歌いたくなる曲です。 そういう風に非常に尊敬できる人でもあり、でも話してみると、すごくボーっとしていてつかみ所が全然ない(笑)。そこが魅力的でもあるんですけどね。 このアルバムは1989年のアルバムで、コンセプチュアリーに「島」とか「海」とか「ホリデー」とか、そういったものをテーマにして作ったみたいですね。その中でも特にタイトルチューン『島の娘』を聴くと、ほんと南国に行きたくなるんですよ。
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