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| デビュー作で年配のJAZZファンまで虜にした彼女の 2ndアルバムは1曲目からシンセばりばりのナンバー、果たして これはJAZZファンにどう受け止められるか、、、 私は1曲目を聴いて即買いでした。 どこかに大西順子がいたポジションを期待しつつも裏切られる内容は ファンクありロックありそしてしっかりピアノ・トリオもあり。
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天気の良い休日。陽のあたる部屋に響くピアノの音色。これが私の好きな時間。しか〜し! 次の瞬間、左手にビールを握りしめ、右手は鍵盤の上を猛スピードで疾走。しかもとても軽やかに…。 「なんやねん、このオネイちゃんは!?」…まさにインパクトあり過ぎです。 既にご覧になった方も多いかと思いますが、ジャズ・ピアニストの上原ひろみが初出演した、清涼発泡飲料のTV-CMの一場面です。 6歳よりピアノを始めた彼女は、作曲を学びながら国内外のコンサートに多数出演。17歳の時にチック・コリアと共演し大絶賛されます。1998年よりNYに渡り、ジュニア・マンスに師事。バークリー音楽院に入学後、全米各地のジャズ・フェスティバルに出演し、高い評価を得ます。在学中にジャズの名門レーベルであるテラークと契約し、2003年にアルバム『アナザー・マインド』で全米デビュー。ユニークな音楽性と自由な楽想、そしてその超絶技巧ぶりは高い評価を受け、第18回日本ゴールドディスク大賞(ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー)も受賞しました。現在は拠点をボストンに置き、全米やヨーロッパ各地で活動をしています。 セカンド・アルバムとなる今作の『ブレイン』は、全曲彼女のオリジナルで、ひとつひとつの曲にしっかりとしたストーリーがあり、いわば音のショート・フィルム集と言っていいかも。昨年の来日公演時に披露し、ブルース・リーやジャッキー・チェンのカンフーからインスパイアされたというユニークなエレクトリック・ファンク・ナンバー「カンフー・ワールド・チャンピオン」で始まり、その日の気分でどこへでも飛んでいける曲が書きたかったという「イフ…」。脳波がピコピコしている感じ(?)の「ブレイン」。故郷である静岡の茶畑をイメージしたという「グリーン・ティー・ファーム」。そしてもし鍵盤が喋ったらという発想がユニークな「キートーク」などなど。ジャズのエッセンスは勿論、そのサウンドはロックな雰囲気だったり、クラシック的なアプローチだったり、ファンクであったり、パンキッシュであったりと、とにかく引き出しが多く、そして多彩です。そしてどの曲も躍動感溢れるピアノが爽快に駆け抜け、ピアノ・トリオとしてのオリジナルな世界観を確立したと言えるでしょう。 TVのドキュメンタリー番組に出演したことによって、一躍ブレイクした感のある彼女ですが、それは彼女の実力が本物であったからこそ。繊細かつダイナミックに、そして時にはコミカルに、彼女の指先のお喋りはまだまだ続きそうです。
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