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| 〜ギターとは何か?ここに全ての答えがある〜 ロリー・ギャラガーという人の音楽を語るうえでのキーワードはただひとつ、「ギターでいっぱいの世界」これに尽きる。 彼の音楽に始めて接したのは今から15年程前に遡る、、、 それは当時15才のギターを始めたばかりのガキにとっては「事件」であった。 とある1本のカセットテープを知人から譲り受けた事が全ての始まりだった。チェックのネルシャツにジーンズ、そしてストラトキャスター、、、そんな彼がジャケットに写っていた。別に特別な期待などせず、それをおもむろにラジカセに突っ込んだ、、が、それを耳にした瞬間にそれまでの靄のかかった視界が、すっとはれたように広がった。「信じられないものを聴いている!」それが第一印象である。それ以前に、僕の感性に、パズルのピースを合わせる様に“ピタッ”っとフィットした。その後、僕はつきものに憑かれたのごとく、そのアルバムを聴いては、毎日ベッドの上に腰掛けて同じフレーズを一生懸命なぞる日々を続けた。 それこそが、今回紹介するこの『ライヴ・イン・ヨーロッパ』。本当にギターが好きでたまらない人、本当にロックのライヴパフォーマンスが好きな人にはこたえられない程の逸品。なぜなら彼自身がこの世の果てまでギターバカ一直線を築いた男。そんな彼の人となりが100%詰め込まれた奇跡のようなアルバムだからだ。全8トラック、未だにレコードに針を落とすたびに興奮する、、、 ほとばしるストラトキャスターの音色、AC-30のトップ・ブーストの絶妙なナチュラル・オーヴァートーンであろう。美しいマーティンの響きに続き、アイリッシュトラッドをマンドリンで奏でたかと思いきや、テレキャスターを唸らせ、ブルースに魂を注いでる。そして、極私的観点で言わせていただければトラック7の「In Your Town」 で、このアルバムは最高のクライマックスを迎える。現に、今この文章を書いていて、思わず思い出して鳥肌が立ってしまった。是非、このトラックを、できればロック・バーなどにレコードを持ち込んで大音量でかけてもらって、味わってみて欲しい。 しかし彼は、本当にライヴで本領を発揮する数の少ないギタリストだったと思う。あれだけのテクニックを持ちつつも、それらの細かい事にとらわれたり、ピッキ−にならず、ひたすらありのままの自分を、直球一本でオーディエンスにぶつけ続けた。まさにライヴ(生き物)であった。真にロードに生きた男であった。真の意味でのプロフェッショナルであり、そしてギターに人生を捧げた永遠のギターバカ、、今でも僕の「憧れ」であり続けている。なにしろ彼のパフォーマンスは、冒頭で述べたとおり、一人の男の人生を大幅に変えたのである。 何を隠そう、彼こそが僕にミュージシャンとしての人生をスタートさせるきっかけを作った人なのだから。 すべてのギタリストに送られた、最高のプレゼント、それが本作である。 合掌 追伸 : 僕の話になってしまい悪いが、このアルバムからトラック1の「メッシン・ウィズ・ザ・キッド」と、トラック2の「ラウンドロマット」をカバーさせてもらっている。いつでもそれらを演奏する時は天国の彼に向けて心を込めて弾いている。
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